2017年11月9日の活動

県庁。
会派会議。
新聞記者と会合。
知事室。
広報課長。
原稿作成。
(終電で帰宅)

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ドラマ『民衆の敵』第3話、見ました?
 「夜、家に子供だけ」「相手にされていない子供」は、埼玉県に沢山います。ドラマに出て来るような子供は実在します。親に「あんたのせいで」と言われ、子供が謝るシーンは、切ないですね。
 ただ「親が悪い」「共働き・ひとり親だから」と思うのでなく、地域・行政で出来る事は何か。今日、県議会の会派で議論し、県庁への提言に入れました。
 【ドラマ動画は無料配信中】(月曜まで)超おススメです!ぜひ見て下さい!子供が本当に喜べるように。(ドラマで子供と親が喜び合う最後のシーンが好きです(^^)。)

「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」- フジテレビオンデマンド(FOD)

 

児童相談所では、親は【謝ってばかり】
 何かが「出来ない人」「苦手な人」は、指摘されてどうすればいい?本当に出来る?『成功体験』が無い人は多い。
 子供・親が本当に助かったと思える事を目指して、私は、児童相談所で親や里親と立ち会います。
 近所が『コミュニティ』と言われるようになってから、世の中、おかしな部分が出て来ています。
 あと、行政より「ママ友情報」のほうが詳しいですね。頼りにしてます(^^。(ドラマ『民衆の敵』第3話について)

「民衆の敵~世の中、おかしくないですか!?~」- フジテレビホームページ

 

行政の【相談所】では、このままでは生きていけないと思って相談に来た人に「一緒に死にますか?」などという感じの事は言わないですよね(言えないのでなく)。
 そこで見えて来る行政の相談窓口の課題は、「自分の事を何か攻められたらどうしよう」「かた苦しそう」「親・家族などにバレたくない。悪く思われたくない」という不安です。その課題に、どう対処するか。私たち県議会の会派では、この事件は起こるべくして起きたと思っています。犯人は以前、水商売のスカウトをやっていましたが、スカウト規制対策についても昨年度、県庁に提言しています。

「座間で9人の切断遺体 SNSに潜む危険な世界」- 福井新聞 ONLINE

 

 

「どうせ、私なんか」そう思っている方は、県内に沢山います。強がって虚勢を張ったり、大人しくしていて(そうせざるを得ないのですが)、そう見せない方も含めて。
 「話したい事、沢山あります」ホントは弱音や、欠点を言って、助けて欲しい方は、沢山います。
 自分の欠点が何かや、どうしていいか、分からない方も沢山います。(写真は、報道ステーションより)

 

子供の頃から、いつもどこに行っても「謝ってばかり」だとしたら。
 私は相談を頂く時に「すみません」「ありがとうございます」と、どうすれば言われない(思われない)で済むか考えます。
 自殺の名所などと言われている所で、相談を受けている方にお話を伺うと、「本当は死にたいとは思っておらず、誰かに助けてもらいたいと思っている」と言われます。『最後の頼みの綱』が、行政(県庁)だったらと思うと、どんな対応するのだろうと、心配になります。

 

私が所属している県議会の会派で、上田知事に毎年提出している『県庁改革提言』を、今日提出しました。
 重要ポイントは、①座間で起こった事件で、子供や若い埼玉県民が3人も殺された事に着目し、『埼玉県民の貧困・絶望は、県の取組みによって、減っていますか?』と題し、会派結成以来、主軸にしている『貧困』対策の県庁の未達成分野について、追加で細部に渡って言及しました。
 また、②国民健康保険が来年度から県になりますが、県独自の予算を確保していない一方で、県職員・県議の年収をUPさせようとしており、県民感覚と合っていません。そこで、県庁の仕事の仕方を変え、財源を国民健康保険に回すべきと提言。
 知事と今後細かく討論し、実現していきます。(写真は1ページ目。)

 

県庁は、県民が『「今」生きていられるようにする事業』を最優先にすべきですが、そうなっていません。
 行政(県庁)が行う仕事は、多岐に渡ると思ってしまっており、大事な事が見えなくなっています。税金も、人も限られているのに。
 また、大企業事務職員並みの年収を得ながら、市町村がやっている事なのに、県庁がやったかのように自慢しています。旧態依然とした公務員より、異論・対案を言える人を大事にしなければ、県民を助ける事など出来ません・・・。(写真は『県庁改革提言』2ページ目)

 

【高齢化のスピードが全国一早い埼玉県】
 人口も減っていく中で、今までのやり方を変えなければ、困る県民が増えます。
 財源も減るので、県庁職員数も減らさなければなりませんが、県庁は減らす考えが今現在ありません。公務員の既得権ですか?県民の為の県庁では?
 県民の命や健康を守る為の国民健康保険税ですが、1割の人が払えていない現状の対策についても提言しました。
         (写真は『県庁改革提言』3ページ目)

 

「誰にも、頼れない・大事にされない・本気で向き合ってくれない」子供や若い人の心にどう寄り添うか。
 『高校中退』『ひとり親支援』『貧困』対策などについて、次に言及します。
 若い方は、生きて来た年数が短いので、手助けが無ければ、安心出来ません。「がんばれ」だけでは、どうしようもありません。

 

座間市で、埼玉県民の高校・大学生が3人も殺害された背景を、県庁として検証する事や、具体策を提言。
 ネットだけのせいにせず、ネットに頼りたくなる不安要因に寄りそう対策です。(写真は『県庁改革提言』4ページ目)

 

県立高校改革や、県立高校でやっていない事をやっている私立へ入学する支援金の必要性。保育・介護・地域課題についての『県庁改革提言』(5ページ目)。

 

地域課題の続き。
(『県庁改革提言』6ページ目、終わり)

 

殺された3人の若い『埼玉県民』。
 座間駅までの埼玉県からの所要時間は、1時半以上かかります。
 私も含め県内の公務員・政治家は何万人もいるのに、誰1人、その子の役に立てませんでした。
 では、お詫びとして、今から出来る最大限とは何でしょうか?
 どなたか教えて下さい。
(県庁の公務員だけで6万人います。市町村を入れたら、何人でしょう)

 

座間駅までの埼玉県からの所要時間、1時半以上。
 同じ『1時半』でも、初対面の人に会いに行く1時間半と、心配事も何も無い1時間半とは、違いますよね。
 まして、「もしかしたら、今日が人生最後の日になるかも知れない」と思う1時間半だとしたら、1時間どころか、1分間さえ、全く違う時間ではないでしょうか?

 

『大人しく』という言葉。私は何かイヤな感じがします。
 ①大人なら言うべき時には、たとえ「黙れ」と言われても、否定されても、とことん言う責任があるし、
 ②子供や若い人は、どうしていいか不安で分からないので、おとなしていられないのだから。

 

「落ち着いて」という言葉に、私は違和感があります。
 不安で、どうしようもないから、バタバタせざるを得ないのですから。
 そういう時の正解が何かは分かりませんが、今の私は、まず「ちょっとだけ待って下さい」と、言うかな。