2018年3月10日の活動

 

埼玉県内で過去15年間、虐待で殺された児童4­5人のうち児童相談所が関わったのはわずか7件で­、そのうち警察が知っていたのが6件だという事が昨日判明。残りの1件は児相が知りながら警察に連絡していないという事。また、児童相談所が関われなかった38人は、警­察が関わったか聞いていないし、聞く予定はないとの事。
 県庁は県議会には「連携している」とよく言うが、本当は重要な連携はせず、県の管理職は今まで通りのやり方を指示している。これでは虐待殺人は減らないし、現場はムダに疲弊してしまう。(過去15年とは平成13~27年度。)

 

 

人は神様ではないから、虐待通報で1度保護者に会っただけで、危険性を完全に見破る事は出来ない。専門職員だったとしても。
 虐待通報は『189』“一早く”という番号だが、県庁が一早く対応する仕組みにしようとしていない。
 虐待対応で「警察と県庁が協定を結んだ」と言うから、当然、児童相談所に通報があったものは全て通報するものと思ったら、緊急性があると判断したものだけ。警察に伝えていなくて、実際に殺されているのに。

「児童虐待情報の共有に関する協定の締結について」- 埼玉県オフィシャルサイト

 

【子供への虐待殺人 15年間で1175人】全国
 (1年ごとに波があるが)
 2013年以降、年50~60人で横ばいになっている。
 あなたの住む県でも毎年1人(の計算)。

 

このグラフの新聞記事。
「虐待死、15年間で1175人 密室』への対応課題 」- 日本経済新聞

 

「虐待親の暴力は、児相の指導で容易に『改善』されるものではないのでは」とのジャーナリスト 江川紹子さんのコメントは、同感です。
 虐待は簡単に改善されないので、親のもとに子供を戻して、殺されたり、親が逆恨みして、子供に更に虐待したりしています。『里親』への道を大きく広げないと。
 県議会の委員会で「『手を挙げてしまいそうになったら、相談を』とのポスターを作成・掲示しては?」と私から提案し、行われる事になりました。攻めるだけでなく、出来ない・苦手な事は、助けを求めてと。

Shoko Egawa on Twitter

 

「親が叩きそうになって、親自身が児相に電話し、子供の保護を求めた。
 親も、祖父母から虐待を受けていた」との事 ↓ 。
 この親子の支援に関わっている方から直接お話を伺いましたが、親は「叩いてはいけないと1年かかって分かった」とおっしゃっていました。

「【特集】増える虐待認知件数『一時保護』施設が満員状態 」- MBSニュース

 

『虐待に、ならない為の親のサポート』が必要だと思い、県庁に私ども県議会の会派で3年前から提言して来ました。
 (写真は、毎日放送。前述の親子支援をされている方から教えて頂きました)

 

『母子家庭の応援』を埼玉県が市町村の力を借りながら、来年度から進めていく。
 県内63市町村中、20市町村しかまだ仕組みが出来ていない。
 子育て支援というより、深刻な家庭にどう関わって行けるか担当者と打ち合わせを続けています。

 

 

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県立狭山清陵高校【卒業式】第34回
 私から「入学式の時『今日は“おめでとう”って言えない。卒業式で言わせて』と言ったんですが・・卒業おめでとう!そしてありがと~!!頑張ったね。在校生の皆さんにも来年言いたい。3年生で中退になる子もいるので、声をかけて一緒に卒業して下さい。
 卒業生で進路が決まってない人も大丈夫。私も決まってなかったし、親に見捨てられて、私は家を出て、住み込みで新聞配達しながら、予備校に通い、結果2浪したから。
 皆さんに1つだけお願いがあります。どんなヤバい事でも言える友達を作って。たとえ、妊娠しちゃったかも知れないという事でも。
 就職する人も大丈夫。かけ算が出来なかったように、出来るようになるから、自分で緊張しないで。
 保護者の皆様、卒業おめでとうございます。子供の為にパートをし、弁当を作り、大変だった事と思います。保護者の皆さんの中には『子育てから卒業したい』と思ってる方もいらっしゃると思いますが、子供が30・40になっても、私達が死ぬまで何があっても見捨てないで頂ければと思います」などと話し、式が終って私が退場する際、在校生に「がんばってね」と声をかけたら、結構声を返してくれました。ありがとう。
(先生には、私が壇上に上がる際、「先生方、ありがとうございます」と言って、頭を下げました)

 

「自分の事を嫌いと思わないで」と、高校の卒業式で、PTA会長さんが話されました。
 若い人に限りませんが、『自己肯定感』が低い方は、今の時代、とても多いです。
 卒業式が終ってから、PTA会長さんと、県内の子供への虐待状況や、今後のPTA活動について意見交換させて頂きました(単なるやらなければならないPTA活動でなく、子供の為になる活動について)。
 また中学校と高校の先生の交流派遣で、中学に行っている先生と話す事も出来ました(県内で10人程)。高校に入学してからでは、間に合いにくい事もあるので、中・高の先生の交流は大事だと思います。
 (今日の卒業生の送辞も良かったなぁ。大人の背中を見て、子供は育つのかなと思いました)

 

高校卒業式に10回くらい参列していますが、今年の卒業式は、今までで1番、元気な・楽しい卒業式でした。卒業式は、ムダな かた苦しさは、いらないなと思いました。

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広瀬公民館。絵画展(つつじのイーゼル会)

 

広瀬公民館主催、防災映像鑑賞会。

 

 公民館長さんが「狭山は災害が無いと言われるが、鬼怒川の決壊のような事が、もし狭山で起きたら」と。おっしゃる通り!

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事務所。
市民相談。
議会原稿作成。
(0時に帰宅)