2018年10月29日の活動

 

【保育士の人材不足】離職問題
 「県内より給料が高い地域に転職して行った保育士がいる」と回答したのは県内私立20園。「県内の保育園を退職し、他県で就職した職員がいる」のは、48園。
 保育士を辞めて、他の仕事をした理由で「給料が安い」との回答が6園(📷写真)。県内の保育園長さんからは「保育職員の 『離職予備軍』が大勢いる」との訴えが、県担当職員へ向けてありました。
    (県内私立109園からアンケート回答)

 

保育士の【離職】問題
 県西部の保育園長から「保育士を採用する際、紹介会社に頼ると年収の3割を持って行かれる(正規で約120万円・臨時60万円以上)。本来は保育園の👧子供👦のおもちゃなどに使いたいお金」「求人広告を出しても、保育士が来ない」との訴えが。
 県北部の園長さんから「県内でも、隣の市町村の保育士給料基準と年間14万4千円違う市町村がある」との訴えが、また「県議会で“保育士の給料基準(処遇)の改善を求める決議”を出され、心強い。県庁でぜひ」との訴えが直接、県担当職員に今日ありました。

 

県 私立【保育園】連盟の意見交換会で、県議会の会派代表として私は「保育士を新たに雇うと多額な紹介料がかかってしまう問題は何とかしないとマズい。
 福祉などの『現場』の職員と、県庁職員の処遇のバランスが悪過ぎると思う。県職員が先程『県は財政が厳しい』と言っていたが、それは誤り。県職員の年収は4年連続でベースUPされ、4年前と比べ1人26万6千円上がり(定期昇給を除く)、年間増加予算は172億円となり、昨年の年収は平均626万千円に。そして県庁は今年、5年連続でUPさせたいと言っている。
 県職員から『ナショナルミニマム(国で考えるべき問題)』との話があったが、それなら何の為に県庁は存在するのか?県議会の他の会派と連携して結果を出していきたい」と話しました。
 朝霞市選出の醍醐清 県議からも「都内と隣接している朝霞市などでは、都内に人材を取られてしまう」との問題表明がありました。
 県の担当課長からは、①今後の『保育料無償化』に関係する話として、子供の医療費無料化により、小児科医のバーンアウト(燃え尽き)が起きているとの問題表明 ②介護・医療では、地域で給料格差が無いようにされているが保育には無いという問題表明があった。 

 

県 福祉部長に『保育士の人材不足問題』について、私から「埼玉県は全国で1番【核家族】が多いので、子育て支援・虐待未然防止の観点からも、保育士の人材不足対策として、新規採用 支度金10万円を県で確保すべき。例えば先着800人と区切って予算を確保すればいいのでは?」と発言。部長からは「他の団体からも同様の問題について指摘されており、問題意識を持っている」との話がありました。
 県 私立保育園連盟とは10時からの会議で、県担当職員が帰ってからも、役員さん達と昼食を取りながら、結局1時50分まで問題点についてお話を伺い、意見交換させて頂きました(2時から私が別の会議だったので)。その後、県担当課に私から問題提起し、担当課からの現状の資料の提示を待っています。 

 

県議会で『保育士確保と離職防止の為の処遇改善を求める決議』が昨年7月、自民会派から提案され、賛成多数で可決。
 あれから1年以上経ったが、改善されていない。
 今日、県議会の福祉委員会の他会派の委員と意見交換させてもらいました。

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<10月29日の行動>
児童相談。
事務所。
県 私立保育園連盟 意見交換会。
他会派県議と意見交換。
県庁。
福祉部長。
県公衆衛生・国民健康保険事業者表彰式。狭山市からも表彰されました。
県議会 福祉保健医療委員長と2度意見交換。保育士人材確保策。
県庁。
少子政策課副課長。
人事課。公式に“注意”を受けても、職員へのボーナス評価は影響を受けないとの事。
雇用労働課。私が依頼した今後の『障害者雇用』への理解につながる資料は、県教育委員会に提出したとの事。感謝。
議会事務局。
南児童相談所職員と意見交換。感謝。
子供安全課副課長。里親委託の増進。
政策調査。
(0時に帰宅)