2005年5月3日の活動

NHKスペシャル『がん医療を問う①再放送』を見ました。
 録画して昨夜から3回。放送時間2時間15分。どんなドラマより人の心を動かすいい番組でした(サッカーより)。
驚いたデータ「乳癌の治療」(国立がんセンター調べ)
 ほぼ基準通り49%
 基準をかなり外れた24%
 病状を悪化させた27%

放射線治療の事故
 被害736人
がん患者やそのご家族が切実に願う事に対応しようとしない国。
 そればかりか問題を放っておいている国。国を動かすのに「“大きい船”を動かすのは大変」と言い訳を付けてる場合ではない。もし縦割りなど組織が大きい事が弊害なら、人員を減らし、組織を小さくしたほうがいい。「これで充分。現状では精一杯やった」と思う名誉職はいらない(議員・公務員を含め)。市議会も他人事でなく、もっともっとアクティブにならなければと思いました。病院の壁の中にいて、病と闘っている方々(治療の苦痛と、治らないかも知れないと言う重圧)の為に汗をかかなければ。
 医療を始め、日本は行政・政治が関わる分野は対応が遅れると感じました。
 患者の会の方の思いがこの番組で、成果に結び付く事を祈るばかりです(喉元過ぎて、忘れ去られる事無く)。
 また後日ビデオを見直したい。こう言う番組を寝る時見るから寝れなくなっちゃうのかな。

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資料調査、三宅島。
 たまらなく三宅島へ行きたくなって朝から船や宿の予約。噴火以来、前から行きたいと思ってはいたが、行けると思わなかった。親に言ったら驚かれた。

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大田区男女平等推進センター、写真展『世界で一番いのちの短い国』(記事一言集に)。
 夜10時までやっている。平均寿命がわずか34才、最も医療事情の悪いアフリカの国シエラレオネ。写真を見ていると手を差し伸べたくなりますが、非力です。
 センターの方にお話を伺ったら、センターは区職員でなくNPOが管理していて、今回の写真展や年間の講座は区民自主運営委員会によって企画されているとの事。

夜10時半の船で三宅島へ。
 竹芝桟橋の受付で並んでいると三宅島の人達が「帰るの?」と声を掛け合い喜んでいた。きっと島の人達は関係が深いのだろうと思った。
 三宅島に着くのは、翌朝5時10分。三宅島の滑走路の一部が高濃度地区の為に閉鎖されており、三宅島へは1日1便の船のみ観光産業の為にも早く飛行機が飛んで欲しい。

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船の中でNHKスペシャル『がん医療を問う②』の再放送を見て思い出しましたが、たばこの喫煙者を『たばこ依存症』と呼んでいた事が印象的でした。

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夜2時過ぎから、船のデッキで一人海を見ながらHP更新。
 FOMAだと電波が弱気で中々更新出来ない。ムーバだとHPにボリュームがあって原稿が入れられない。
海と星を見ていると地球に住んでいるんだなと当たり前な事を思います。
 時々飛び魚を見ます。でも、こんなに陸から離れてもゴミが浮いているのを目にします。ゴミをエサと見間違える生きものにとっては命取りです。
 三日月が水平線から登ってきて海を照らし始めた。
 3時半過ぎくらいから空が白々として来る。太陽が昇って来て海がきれいだった。
 4時20分、噴煙をあげている三宅島が見えて来た。結局船では一睡も出来ず。

(この船に乗るのは小学4年の八丈島に行った時以来。同じ船に乗った当時大学生のお兄ちゃん達に遊んでもらって旅行の後東京でお会いしたりした。)