2005年5月25日の活動

会派視察、兵庫県西宮市。西宮北口駅前再開発事業。
 再開発当時の市民団体代表の方にアポイントを取り、お話を伺った。これまでの視察は、相手の市の担当者の話を聞く事が多かったが、それでは市側の見方だけで悪い部分は分からない。
 この再開発は、狭山市駅西口と同じ業者(都市再生機構)なので、そう言う観点からも聞けた。
 代表の方が、紙袋にわざわざ当時の資料を全部持って来て下さり、お借りした。何の見返りも無く時間を取って頂き、現地をご説明頂き有難い。m(__)m

<西宮北口駅前再開発 視察報告(分かりやすく要約)>
 市民団体代表の方に、狭山市駅西口再開発の計画について説明。意見を頂いた。
 (狭山市駅西口再開発は)誰のための再開発なのか?
 これだけのお金があったら市民の為に他の事に使える。
 市全体として再開発をとらえているのか?(西宮市は文教都市)
 都市再生機構(元 公団)でやるより市施行でやったほうが財政などに責任持てる。
 公団の時は良かったが、今はむちゃくちゃにされる。都市再生機構は再開発が終わったら、さっとよそに行ってしまう。再開発が終わって窓口があったら、文句言う窓口を作っているようなもの。
 建設費は流動的で、始めに言われた額より増えていく。
 西宮北口駅前再開発がいま西宮市の大きな負担・借金になっている。
 キーテナントは最後まで決まらなかった。
 (狭山市駅西口再開発)この計画では、市の負担べらぼうに多い。
 地方債、市がつぶれる。
 床単価、公共と民間の違い、問題にしなければならない。
 再開発において、市は代替え地を用意すべきでない。
 再開発は、その地区内で解決するのが基本なのに、狭山市は西口再開発の為に学校を移転させ、跡地代替地としようとしている。
 市の仕事はインフラ整備のみ(市道、下水道)。
 西宮北口駅前再開発の基本構想の問題点は西宮北口に一極的に予算を投入するのがいい事なのか?と言う事だった(同じ事が狭山市駅西口に言える)。