2005年7月4日の活動

市民相談2件対応。
国会中継を見る。
市民質問事項4件調査・回答対応。
市基地対策課長。
都市計画課。
神輿の会役員用務。

(今日もHPをご覧の方から励ましのメールを頂きました。ありがたいです。)

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NHKスペシャル『僕らは玉砕しなかった~少年少女たちのサイパン戦』を見ました。
 戦争中、サイパン島で日本軍は全滅し、追い詰められた日本の民間人の話。
 断崖絶壁から飛び降りる女性の映像を私は小学生の頃から見ていましたが、その女性が自分の母ではないかという息子さんが戦後60年経って初めて証言した。その方の当時1才の妹は同じ洞窟に避難していた日本兵から「泣き声で見つかるから殺せ」と言われ、兵隊に殺されるくらいならと母親が何も食べていなくて出ない乳で窒息死させたと言う。他の家族は全員父親のダイナマイトで命を絶った。何と言う人生かと思いました。
 サイパン島の民間人の7割が沖縄出身者だとは知りませんでした。ここでも沖縄の方は犠牲になったのか(沖縄戦では沖縄の方の4人に1人が亡くなった)。
 サイパン島では民間人も玉砕したと聞いた沖縄にいた兄は、家族のかたきをとろうと竹ヤリを持って突っ込んで戦死し、サイパン島で生き残った妹は沖縄に帰れば兄がいると思って帰り、日本という国に激怒したという。「カッコばかりつけて、なぜ正しい報道をしてくれなかったのか、真実を報道してもらいたい」と。
 私はこの事は今の行政にも言えると思う。

TV『テレメンタリー「わが子よ、なぜに…」~医療ミス、患者家族に画期的な判決~』を見ました。
 1・2審原告敗訴、最高裁で差し戻しの判決。最高裁判決で、これまで原告が立証しなければならなかった医師の過失を、原告が立証しなくてもそれなりの理由があればいいと言う判決が出た。
 差し戻し審の高裁で医師の過失が認められた。
 そもそも、なぜ医療の知識の無い原告が証明しなければならないのか。強い者の論理を感じます。
 医療過誤は17年前。9年に及ぶ裁判。兄が医療過誤にあった当時10才だった弟さんは、その事をきっかけに法学部に進み、裁判を闘っている。医療過誤が家族の人生も変えてしまっていると驚きました。まして原告であるお母さんは小6だった息子が医療過誤によって突然障害児になり、24時間介護の中、医学知識や裁判と闘って来たのだ。
 今の裁判制度では、医学の専門知識の無い裁判官に代わって医師が裁判の鑑定人となっており、その裁判の鑑定人7人は全員同じ県の医師会のメンバーとの事。
 医療過誤裁判は全国で3000件。そんなに裁判があるのかと驚きました。そのうち原告勝訴は民事裁判の半分の30%との事。