2005年10月5日の活動

(かなり眠いけど)朝、ホテルでインターネットで資料調査したくて早く起きる。

文教厚生委員会。行政視察。
栃木市。福祉トータルサポートセンター。

〈視察報告〉
基本理念『人を中心に』『制度優先・機関優先から“人優先”に』。人はひとつの制度で生活していない。
 何の制度が使えるかでなく、この人に何が必要か…。
 そこで…、
 (1)窓口一元化。窓口はひとつ、そこに座れば担当の職員(高齢福祉・介護保険・障害者福祉・児童福祉・生活保護)がそれぞれ来る。児童福祉など年齢(ライフステージ)の枠にもとらわれない。お聞きしたところ、病院のカルテのように本人の個別支援カードがある。
 (2)職員は自分自身を一生懸命やってると思ってる。しかし、それは与えられた仕事の範囲。ところが市民から見れば「窓口が無いから相談出来ない。制度は対象外と言われ取り合ってもらえなかった」。
 基本理念以降、制度と制度の隙間に気付く。本人のニーズ解決のために関わる関係機関(病院など)をサポートセンターがコーディネートする。
 福祉サービスを利用する時に必要となる住民票を市民課に行かずそこで職員が取る(福祉担当職員が市民課と並任辞令で)。
〈事例〉
 重度障害児が、治療が終わり退院を迎え施設に入る事を薦められる。保護者は施設でなく在宅を望むが(家庭での人工呼吸器装着など)どう準備していいのか分からない。そこでセンターが、オーダーメードのプログラムの作成。
 児童の入浴サービスは、国庫補助が対象外だった事からやっていなかった。訪問看護ステーションも児童を扱ったことがない。在宅で障害児を育てるのに一番考えなければならない人口呼吸器の故障事故を想定し、センターが間に入って救急と協議。
 高齢者福祉は、在宅介護支援センターなどでコーディネートが可能だが、子供の福祉の分野は弱いのだなと知った。
 終末期(人生の終盤)の人への支援について伺ったところ、今後、地域包括支援センターの中でやっていくお考えだという。介護保険導入の時発足した医師などの勉強会の団体で今後議論していくとの事。
 大変勉強になった。狭山市に活かしたい。熱心な職員の方と話が出来て幸せ。

 つくば市。筑波宇宙センター(私が来たのは2回目)。
 宇宙センターの職員の方に、子供達の見学ツアーについて伺った。
 視察が終わって時間があり、ホテルの近くに献血ルームがあったので、献血(177回目)。
つくば市市民活動センター。
夜、会合が終わった後も議員と会合。