2007年10月23日の活動

市民要望対応。

――――――――

映画『不都合な真実』を見ました。
 アル ゴア氏(米元副大統領)による地球温暖化の講演。映像などを中心にしているので分かりやすかったです。まだご覧になっていない方はこのDVDをお薦めします!きっと何かをお感じになる事と思います。
 北極海の氷は40年で40%減った。北極の氷が加速度的に溶けていく仕組みは分かりやすかったです(氷は光を反射するが水は90%を吸収してしまい、氷を温めてしまう)。
 ゴア氏のコメント:
 「このままでは地球を失ってしまう。」
 「政治家は何もしない。問題が有権者の話題に上らない限り。無視するのは簡単だ。彼らはよく言う。『明日にでもやるよ』と。
 「アプトン シンクレアは100年前『物事を理解するのは難しい。特に理解しないでいれば給料がもらえる人には』と言った。」 「議会では、取るに足らない変化さえ、大きな進歩のように過大評価される。」
 「私達はテロ以外にも備えるべきではないか。世界を脅かしているものは他にもある。」
 「(温暖化の3つの誤解のひとつは)たとえ問題を認めても今更手遅れだと言うあきらめ。人はすぐに飛躍したがる。否定から絶望へと。その途中で立ち止まりさえすれば本当はまだ出来る事はあるのに。
 「ただひとつだけ足らないもの。それは政治的な意思。」
 「多くの科学者がこれまで迫害を受け、笑いものにされ、職を失い、収入を奪われた理由はひとつ。彼らが『不都合な真実』を見つけ、それを公表しようとしたからだ。
 氷河の過去と近年の比較した写真は説得力があります。
 65億キロ先から見た“点”になった地球の宇宙船画像を初めて見ました。

 それにしても『不都合な真実』は、政治にはいくらでもある気がします。(スケールの小さな話で恐縮ですが)狭山市駅西口再開発のやり方がそのひとつだと私は思います。
 かつてはダイオキシン問題もそうでした。今でこそ行政は取り組んでいますが私が取り組み始めた12年前は「まだよく分かっていない」「規制する法律がない」などを理由に聞く耳すら持たれませんでした。
 映画本編だけでなく、特典映像も入っているのでそちらも見る事をお薦めします。
 人間のCO2排出によりサンゴ礁がなくなり、海洋生物全てが死滅してしまう影響も強い印象に残りました。
 人口が環境に与える影響について「世界人口は、アメリカ独立宣言の頃10億人に達し、戦後20億人、現在(2006年)65億人に近い。私が平均寿命に達する頃には90億人を超えている。20億人から90億人なるまで1世代で達した事になり、これは地球環境にかなり悪影響でしょう。」「世界人口は毎年メキシコの人口(1億500万人)ほど増えている」「永久凍土が溶ければCO2は倍増する。」など分かりやすかったです。