2008年8月10日の活動

衆議院議員 枝野幸男氏オープンミーティング(大宮)。
 テーマ: 物価高騰への対応策~スタグフレーションに陥らないために~
 (私は民主党員ではありませんが、枝野さんの秘書に後輩がいて、一度選挙を手伝わせて頂いた事があります。)
<講演内容>
 民主党代表選挙に出馬するかどうかはまだ全く決めていない。お盆が明けて国会議員が東京に戻って来てからになると思う。
 ①所得税
  3年前「所得税の定率減税の廃止」により、25%増税になった。2年間の段階的な廃止だったからサラリーマンには分かりにくかったが。
  所得税を減税し、法人税を増税しなければならない。
  法人税を増税しても、(固定資産税と違い)法人税はもうかっている事業者が払うものだから、いわゆる中小企業いじめにはならない。
 ②雇用
  労働者派遣法は15年前に戻すべき。キャノンの偽装請負など、現状の人材派遣は搾取だ。昔は人材派遣は通訳など特殊で短期間のものに限られていた。
  公正取引委員会は下請けいじめをやめさせるべき。
  日本は中国のまねをしてただ人件費を削減しても、国際競争には勝てない。技術力だけが勝負なのだから。企業に帰属意識を持てるようにすべき。
 ③後期高齢者制度
  リスクの高い人だけが加入する制度はあり得ない。民間の保険会社で“75才以上”を対象にした保険があり得るだろうか。
  後期高齢者医療制度の負担がどうなっているかは、奥さん分高くなっている。女性の平均寿命が長いので。
  高齢化で医療費が大変だと言うが、OECD加盟国の医療費はGDP比平均13%だが、日本は10%以下だ。しかし、年金は大変だ。
 ④インフレ対策
  口先だけで円高に出来る。アメリカからの圧力をはねのける事が出来れば。
  金利を日銀で上げ、日本は外貨を持っているので、半年くらいかけて円高に誘導すべきだ。
 ⑤政権交代ではまだ半分。
  “官・業”とも関係を断ち切らないと。情報は官・業の2つから取っているから、政治が間違っている。それが期待に応えられるかのポイント。
 ⑥食料自給率・農業政策
  農業集約化の過渡的措置として、不在地主をOKにして、昔で言ういわゆる小作人の株式会社にして、集約しないと担い手がいない。借地でやる。
  食料価格があがれば、日本の農業は十分競争に勝てる。品質で勝たないと。
 ⑦温暖化対策
  排出権取引でなく、税方式でやるべき。
 ⑧たばこ税
  他の先進国に比べて圧倒的に日本は安い。
  しかし、500円・千円に上げては税収増にならない。20円ずつジワジワ上げていく。
  税の使い方が問題で、医療や周辺-分煙対策やたばこ農家の経過措置として使うべきで、間違っても「税収にプラスになる」と考えては、あぶ蜂取らずになってしまう。

狭山に戻り、支援者会合。

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谷 亮子選手、銅メダル。
強さ・たくましさを感じました(誕生日同じで光栄)。

故赤塚不二夫さんの天才バカボン。
 どんなアニメより一番笑わせてもらったのは、バカボンがアメリカに行きたいと言ったので、パパがなぜかハンバーガーを海岸に置いた。そしたら、自由の女神を筆頭にアメリカ大陸がこちらにやって来たシーン。腹を抱えて大笑いしました。第何話なのか分かりませんが、機会があればまた見てみたい。

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NHK プロフェッショナル仕事の流儀「宮崎駿~「ポニョ」密着300日~」を見ました。
 宮崎 駿氏の言葉。
 「人を楽しませたい。
  人を楽しませる事が出来なければ、自分の存在する意味が無い。
  楽しんでもらえたら自分の存在が許されるんじゃないか。」 
 「このままくたばるのは嫌だなとは思っていたけど、いつかやれるとは思っていなかった。
  やれない事も充分あり得ると思っていた。」
 初の映画監督作品は38才。あたらず不遇の時代を経て43才、これが最後と思い2作目「ナウシカ」にあたる。
 そしてポニョ。67才の宮崎氏「どっかで幕引かなきゃいけないはずだから、幕の引きがいがあるものを作りたい。」
 「今の作品がダメだったら全てパーだと思っている。」
 今回の作品はCGを使わず、全て手書き。5秒を書くのに1週間かかる。17万枚。その全てにチェックを入れ、手直しをしたとの事。
 母の事を想い、成長していかれる姿は、男の子だなと思いました。
 宮崎さんの講演を1度聞いた事があり、友人の方からまちづくりについて書かれたイラストを頂きました(コピー)。
<番組紹介>
 自らを「映画の奴隷」として見立てて、少しでも良い作品を生み出そうとする、全身全霊を捧げてゆくすさまじいまでの気迫。ゆえに宮崎は映画に関わる全スタッフに対して峻烈(しゅんれつ)なまでの気構えを求め、またそれ以上のものを自らにも求めていく。