2009年4月15日の活動

入間川地区の戦没者慰霊祭。
 毎年4月15日には市内各地区の戦没者慰霊祭(例祭典と言います)が行われ、入間川地区は、八幡神社の境内に“入間川神社”があり(八幡神社を入って左から3つ目の宮。階段を登っていくと右手に爆弾が展示してあったり、戦没者の石碑があるので分かります)、日清・日露戦争からの戦没者は入間川地区では285人おり、その方々の他、例えば消防活動で亡くなった方などが祀られています。しかし、一般の方には知られていないので、今日関係の方に看板を設置してはどうかと提案しました。
 戦争は美化してはなりません。しかし、忘れてはいけません。来年で戦後65年。そのうち戦争体験者が誰も語れなくなる時代が来ます。そうなった時も、平和を維持し、不遇の時代の方々が夢見た理想の社会を築いていなければ申し訳が立ちません。戦争で亡くなった方の事を思えば、私は自分の仕事が大変だと言ってはいけないと思います。体を張って頑張ります。

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自殺者急増の中、生活に困った人を“たらい回し”の上、フォロー無しの市役所
 埼玉県内の昨年(平成20年)の自殺者は過去最多の1653人。前年に比べ68人増え、全国で5番目に多い。月別では、米リーマン・ブラザーズが経営破綻した翌月の10月の死者数が最多。今年1月の自殺者数は、155人(約70人増加)と全国で3番目に多いとの事。
 どれほどの方が、この経済危機を予測し、備えて来たでしょうか?
 狭山市には生活一時金貸付制度があり、5万円を1単位として30万円まで貸すものですが、何とこの制度、不況にもかからず3年前の平成18年から現在までの貸し付け実績が1件もありません。しかし昨年1年間で市民から、この制度の問い合わせ・相談は110件、そして、今年1月の1ヶ月だけで42件ありましたが、そんな中で、貸付実績は0だったそうです。市議会文教委員会で質問しました。
 市の事業所への融資制度は、50万円でも保証人を付けずにやっているのに、生活一時金貸付制度は、5万円でも連帯保証人が必要で、金融機関の審査が1ヵ月程度の時間がかかるとの事。
 市は「生活困窮者に対する制度については、今のところは考えていない。セーフティネットを張りめぐらせる事は必要だが、この制度は現状の範囲で今後とも行っていきたい」と答弁。
 私から委員会全体として市に改善を申し入れるべきと主張し、市に申し入れ、「この制度は、よく連携・協議して、何か良い方法を模索していきたい」となりました。
 市に問い合わせ・相談をされた42人の市民は、今どうしているのかと心配になり、市はこの42人のフォローをしたのか質問したところ、「この42名の個々のフォローという形はとっていない。この制度に該当しない方については、関係各課に紹介はしている」との事。しかし市役所は、相談に来られた方を結局たらい回しにした挙句、どこも取りつく島がなく、結局どうなったかその後のフォローもしなければ放置した事になります。
 市は「昨今の経済状況の中で生活困窮の方が増えて来ていると言うような状況の中で、今後につきましては、特に相談体制そのものの変更、また延長等の予定は今のところは考えておりません。」
 議論の末、文教委員会として、生活困窮者の対策について今後も引き続き議論するよう私から申し入れ、16日に議論する事になりました。
 悩み苦しむ市民に寄り添わないのであれば、市役所はいりません。それが改善出来ないのであれば、議会も存在価値が薄いものになってしまいます。改善を求めていきます。