2013年9月17日の活動

市民相談。
特別支援学校。先生と意見交換。
市議と意見交換。
市民相談。
市議2人とそれぞれ会合。
(0時に帰宅)
——————-

東京オリンピック。1964年との違いは?
 2020年東京オリンピック開催、決まりましたね。決まったからには、前向きに大事に活かしたいと思います。
 さて皆さんは、1964年の東京オリンピックと、今回開催される東京オリンピックは、どういう違いがあると思われるでしょうか?
 言い換えれば、1964年東京オリンピックを迎えるにあたって、皆さんはどんな気持ちで生活をされていたでしょうか?
 1964年東京オリンピックを迎えるにあたって、多くの日本人は、貧しくて生活が大変でも「努力すれば、いつか報われる」と希望を持ち、また実際、挑戦する機会・仕事があったのではないかと思います。
 ところが現在は、格差社会。非正規労働者が、労働者の1/3にも上っています。努力しても報われない。挑戦する機会を与えられない(失業率も1964年は1.1%でしたが、現在は4.3%に)。そう言う現状の国です。
 オリンピックでの経済効果は、専門家からは「根拠が不明確」だとの指摘もあります。
 ただオリンピックが決まったと、浮かれるのでなく、本当の意味で「希望を感じる」オリンピックに、日本社会に、あと7年で、政府はもとより、国民1人1人でも出来る事はあると思うので、みんなでしていかなればならないのではないでしょうか。
 「東京は安全」という総理大臣のアピールがありましたが、東京だけが良くなればいいのではないと思います。
 日本は転換が必要です。1964年東京オリンピックを迎える当時は、大きな転換点でした。
 東京タワー・新幹線・高速道路・・・当時は時代を変える為にハードが必要でした。
 では今、時代を変える為に必要な事は何でしょうか?
 自然エネルギーへの転換、人口が減っていく少子高齢化の時代に変わっているのですから、いわゆるコンクリートから人・ソフトへの転換ではないかと思います(ロンドン五輪は、北京五輪の予算の半分以下で行ったそうです)。今までの延長上での小さな変化は、転換ではありません。
 世界に例を見ないスピードでの少子高齢化のお手本に日本は、どうすればなれるでしょうか。
 どうすれば、多くの人が、生活が大変でも“少しの幸せ感”・希望を持てるでしょうか。
 1964年東京五輪を迎える時代、日本社会は今より“勤勉”だったのではないでしょうか。
 最近、こんな記事がありました。
 『投資信託 運用一任口座が急増 アベノミクス追い風』(9月8日東京新聞)。「退職金などまとまったお金を預けて、証券会社が様々な投資信託を組み合わせて運用する。この1年で口座数が26%増、総額が65%増加。需要は今後も増える」といった記事。まさに汗を流さず、他人任せにアブク銭を期待する、バブル、リーマンショック前と変わらない部分が出て来ている。
 栄枯盛衰。努力しない先には、衰退しか待っていません。世代は若い人達に受け継がれていきます。
 社会企業家・NPO・ベンチャーを支援するなど、方法はいくつもあります。困っている人・希望が見出せない人・不安な人は大勢います。
 日本人の特に平均所得者(548万円)以上の意識と行動が、今から問われていくと思います。
 あと7年でどれほどの変革が私達に出来るでしょうか。