2011年11月11日の活動

専修大学で講義をさせて頂きました(地方自治論)。
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 専修大学神田校舎1号館で講義を2コマやらせて頂きました。授業は2次限目から法学部の行政学(2年必修)と、地方自治論(3・4年選択)。ここのところ、ふと考える時間が空くと、今日しゃべらなければならない事は何か考えていました。学生に話すのは大変勉強になります。特に今年は製造業の空洞化が深刻に思え、就職難の学生に向き合うにあたり、自分を見つめ直し、考えました。去年・一昨年などは埼玉大学で年2回授業をさせて頂きましたが、専修大学は初めてで、来年もやりたいと思っています。
 今回1日で授業2コマは初めてだったので、不安が少しありました。90分授業の中で私からまず1時間、行政改革・議会改革について話し、残り30分で質問を受けました。授業が終わって休み時間にも10人以上が質問に来ました。
 私の講義はいつも対話形式ですが、250人以上の授業は初めてだったので、講義の途中、やり方を試行錯誤しました。
 質問に来た学生の中で興味深かったのは、専修大学には学生の防災ボランティア組織(SKV)があるそうで、今後どんな活動をすればいいか質問を受けました。東日本大震災時には千代田区と連携して街頭募金を行ったそうです。
 TPPの質問も何人かからありました(実家が農業をやっている学生も複数いました)。
 受講生に授業の感想文を書いてもらったので、講義が終わって、教授とお話した後、大学のロビーで学生の感想文を読ました。1枚25行をびっちり書いた学生が多く、授業2コマ分559枚を読むのに、22時過ぎまでかかりました(走り読みでなく、しっかり読みました)。質問に来た学生もおりました。感想文の中で質問を寄せた学生が何人もおりましたが、連絡先が分からないので、直接連絡下さい(既にメールを頂き始めています)。
 感想文の中で、防災の本を薦めてくれる学生もおり、読んでみようと思い、注文しました。
 狭山に来た事がある学生もいて「狭山市駅は、僕の地元のどの駅よりも大きくびっくりした」とのコメントがあり、埼玉県民も何人かいて、鴻巣の免許センターの改善を求める声があり「200人近くが並んでも、数台ある写真機を1つしか使わない姿勢」だったとの事で、今後調査し、対応を求めます。
 感想文で、目についたのは“国会議員のヤジ”について数人が書いていた事です。私はこの事について何も話していませんが、「大人が他人の意見も聞かず野次を飛ばし、居眠りをし、楽して金を稼いでいる。日本は本格的に終わっているなと思わされる」といった主旨と同意見が複数寄せられました。
 また、政治・行政改革について、「議員はボランティアに近い形ですればいい」「議員は新しく条例をつくる度に給料が出る仕組みにしては」「政治の話は特別なものというイメージがある」「ネット投票など投票しやすい改革を」「本来就職したらそこから社会人のスタ-トになるが、公務員において“ゴール”になってしまっているのでは」「公務員は待遇が悪くなったら、本当にやりたい人だけやるようになるのでは」「公務員や議員が自らを犠牲にする程の行動を示して頂ければ、国民も『私達も頑張ろう』と思えるかも知れない」などの意見が寄せられました。