2018年2月20日の活動

政治で、どんなに自分が正しいと思うテーマでも、自分と反する意見は、しっかり聞いてと思っています。
 ガリレオ・ガリレイは、地球が回ってるとたった1人主張した事で迫害されましたが屈せず、今は定説。現代で考えると、原発事故が起きる前は、原発事故が起きるとは思わず、多くの日本人は事故の危険性に耳を貸しませんでした。
 (ガリレオの事が↓この本に少し書かれています。前 滋賀県議 山田さんに、本を紹介頂き、短い時間読みました。読みやすい)

 

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『原発【再稼働】を求める意見書提出』を昨年12月に決定した埼玉県議会に寄せられた文書を全て読ませて頂きました。(私以外の県議85人が読んでいるかは存じません。寄せられた文書などのうち、議長宛ての要望書6通だけ全文が各会派に1部配られ、それ以外の文面が各会派に配られてはいないので)
 署名や文書は、埼玉県民、原発事故被災地、被災者支援をされている方、原発立地自治体(私達埼玉県民が震災前はお世話になっていた原発のある新潟・福島県をはじめ)、広島・長崎被爆地、元官僚など、国内・海外から頂きました。
 主なご意見は、『立地自治体のリスク』を埼玉県は負っていない。ウラン採掘現場付近の健康被害。核のゴミの10万年の保管場所が無い。原発のコストは1キロWあたり13.1円・水力3.9円・火力9.9円。震災前比、電力需要は15%減。ミサイルによる原発被害。伊方原発は阿蘇山噴火時、火砕流の被害を受ける可能性がある事を裁判所が言及。福島原発の汚染水はいつ無くなるのか。子供の甲状腺ガンが増加している。保守の政党であれば『美しい国土』を守って。民を棄てないで。反対した会派も責任を負うべき。最終処分場の埼玉県での誘致を。家族が別れて避難している。福島に来て被災者と対話を。再稼働に埼玉県として何らかの責任を。荒川で冷却する原発の誘致を。ヨーロッパのほうが規制基準は厳しい。福島県民は東電の電力は使っていない。県議会議事堂周辺に放射性廃棄物が入った袋を積んで。次の事故で避難出来ない。埼玉県に住んで1番残念。埼玉県民は県が原発被災者を受け入れた事を心強く思っていた。などです。
 写真は、頂いたお手紙・電話記録・メール・FAXと、PCで入力した分の署名の両面コピーです(手書きの署名簿は写っていません)。

 

埼玉県議会『原発【再稼働】を求める意見書』全文
「世界で最も厳しい水準の規制基準に適合すると認められた原子力発電所の再稼働を求める意見書」- 埼玉県議会

 

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62才で県議が亡くなりました。私と県議会同期。同じ委員会の時、口論する事もありました。でも、その後は互いに親しくし、昨年後半、県議会を休まれていたので、心配で手紙を書いた日に、県議会に来られたので、手紙を直接渡しました。それが最後でした。
 意見やグループが違うと、敵対し、政策の話をしない事が横行する世の中なのかも知れないけど、たとえ意見やグループが違えど、同じ県議として、せめて手紙を渡せて、よかった。
   (写真は、知事の弔辞)

 

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「母子家庭・貧困な方・高齢者などは、アパートを借りようとしても、借りられなかったりするので、NPOなどが窓口になって借りられるように埼玉県もして」とNPOの方から要請があり、県のHPが出来ました。

「住宅確保要配慮者居住支援法人の指定について」- 埼玉県オフィシャルサイト