2018年6月27日の活動

 

ドキュメンタリー大賞『赤ちゃん縁組~いつか家族になる日』この後、午前2時半~フジテレビ
 親元で暮らせない子供を救う特別養子縁組制度。日本では浸透しない中、不妊治療を経て0才児の縁組を選択する夫婦が増えている。血縁を超えて「家族になる」とは?
 ①長い不妊治療を経た末に、夫婦2人の人生ではなく子供といる人生を求め、特別養子縁組を決意した夫婦。子供を迎え入れる事を待ち焦がれた夫婦が、生後6日の赤ちゃんをその腕の中に抱きしめた瞬間に見せたあふれ出る笑顔には、この制度の「光」が見えた。
 一方で、この制度には子供を迎え入れてから半年以上の試験養育期間が設けられている。その間に生みの親が心変わりした際には、生みの親に子供を返さなくてはならない。赤ちゃんを迎える日、うれしさの反面、生みの親との面会を前に漠然とした不安に駆られ、入り混じる思いを露わにする夫婦。特別養子縁組を巡る育ての親の葛藤とは。
 ②「自分には2人のお母さんがいる」と、突然のカミングアウトをする6才の小さな女の子の家族。その唐突な言葉を発した際に少女が見せた表情には、特別養子縁組というものがもたらす複雑な心模様ものぞく。しかし、彼女が小学校入学式の日、育ての父母に見せたはじけんばかりの笑顔は、圧倒的なまでに家族の幸せを物語っている。そこには、無自覚に「血の繋がりに頼れる家族の絆」ではなく、自分達の力で「家族」であろうとする家族の絆が確かに感じられた。
 ③不妊治療と特別養子縁組の狭間で悩む夫婦、生みの親ではない「育ての親」という見えない壁にもがく夫婦も取り上げた。
(この番組、たった今、知りました)

「第27回FNSドキュメンタリー大賞ノミネート作品『赤ちゃん縁組~いつか家族になる日~』」- フジテレビ