2018年8月31日の活動

 

NHKクローズアップ現代 元キャスター【国谷裕子さん】講演(嵐山町。国立女性会館。以下講演内容)
 「『30代独身女性』の特集。2000年の国勢調査、30代前半女性の未婚率26.6%。わずか10年前に比べ2倍。現在の少子化社会を考えると、ターニングポイント。
 1980年代 70%の女性が正社員、今は40%。女性の活躍が大事と言われながらも。
 番組制作の現場には女性が少ない。最初はいるが、いなくなる。編集長は今も男性。デスクは20年間で1人女性。
 私は1年で番組を降ろされた経験があり、クローズアップ現代のキャスターになって、ワークライフバランスなど全く気にせず、働いた。
 番組を始めて15年ほど経って、国際会議で「女性が活躍出来ている会社のほうが伸びる・男女とも働きやすい」との議論は、日本でリストラの空気の中、目から鱗。
 M字カーブが少し改善し、女性の69.4%が働いているが、女性の位置付けは変わっていない。
 女性の役員比率、仏34%、米18%、日3.7%。賃金格差は男性の73%。
 世代間の役割分担意識も残っている。
 あなたは管理職を目指したいか。大企業17社アンケート、入社時、男94%女58%。1年後、女46%男85%。3年後、女40%男83%。「成長のスピードが遅い」と女性の3割が言うのは、成長を期待されていないと感じているから。男性には1人1人に仕事があり、女性は1くくりにされている。
 教育機関での昇進。大学での女性教員、助手57%、准教授24%、教授16%。競争的資金を獲得出来た人が昇進しやすい。女性が教授になるケースは、他の要素が一定であれば人文分野で2割なりにくい。米国ワシントン大学 鳥居教授「若い頃の自分を彷彿とさせる人材を呼び寄せていないか」。
 SDGs(2030年に向けた持続可能な開発目標)。2015年、193か国、全会一致。前文「誰1人置き去りにしない事を誓う」「我々は地球を救う最後の世代になるかも」。232の指標がある。日本は5つの目標達成まで程遠い。日本は、たこつぼに陥っている事が多い。
 気象庁が、二酸化炭素濃度を、昨年過去最高と発表。あと10年程で2℃以内に収めるというのを突破してしまう。2017年世界の平均気温、過去最高。産業革命時と比べ、1.1℃上昇。海は3割CO2を吸収し、酸性化して、吸収力が落ち始め、海洋生物への影響。自然災害で年間2400万人が住めなくなっている。1950年以降、70年間で急速に、人口・GDP・消費・車台数が右肩上がり。SDGsは地域振興にも使われ、北海道下川町を取材した。
 日本の1人あたりの所得が120万円下がった。
 2000年頃、自治体の税金のムダ遣いが問題になった。サービスのアウトソーシングを始めた事は競争があり、いい事だが、保育の月収14万円」。
 初の「ジャパンSDGsアワード」大賞は北海道下川町
 初の「ジャパンSDGsアワード」大賞は北海道下川町‐サステナブル・ブランド ジャパン

講演会場から武蔵嵐山駅にタクシーで向かおうと、時刻表を見たら、30分電車が来ないので(15時台)、森林公園駅までタクシーで行った(2310円)。
 寄居町にホンダの工場が出来て、ホンダ狭山工場で働いていた人が寄居工場の近くに移り住みたいと思うが、これでは確かに、森林公園より先には住みたいと思いにくいかも知れない(狭山はそこまでではないが)。
 タクシーの運転手さんは、小川町の人で「小川町は、ホンダの影響でタクシーが忙しいので、嵐山に来て失敗した」との事。
 来てみると、参考になります。

 

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⚡雷雨のすきを突いて、『ひろし新聞』155号を今夜は狭山市駅西口で配布。(西日本豪雨 募金のお礼を兼ねて。m(_ _)m)11時まで。
今朝(金)の新聞各紙折り込みにも入ってます。

 

 

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夜11時に新聞駅頭配布終了後、まちおこし団体役員さんと会合。(1時まで)