2012年10月8日の活動

県立歴史と民族博物館(大宮公園)。
 入口などにボランティアさんがおられ、(一般を装って入っても)展示の説明を本当に詳しくして下さり、正直、古代や石碑などにはあまり興味の無かった私が、説明を頂く事で、大変興味深くなりました。今回県立博物館を回って、大事なのは説明を常時してくれる人がいるかどうかだと思っていた事が身をもって確認出来ました(監視員は、座っているだけ、聞かれれば答えるといった待ちの姿勢では、もったいない)。
 埴輪など出土した本物を触れられるコーナーをボランティアが運営されており、埴輪を触る貴重な体験をさせて頂きました。ボランティアの目が輝いているのが印象強く残りました。お聞きしたところ、ボランティアは1日4,5人はいるとの事。ボランティアは、来館者がどこから来たのか聞き、居住地に合わせた話を入れ込んでして下さり、入間川や狭山の話をお聞きし、その知識力と情熱に驚きました。感謝。
 国宝5つのうち、ここに3つがある。
 なまずが地震を起こすとされた昔の風刺画が展示されていて興味深かった。

反貧困全国キャラバン(浦和)。
 新卒の43.8%が非正規雇用。
 非正規雇用全体は1990年20%だったが、2011年35.4%に。15~44才では非正規が48%。
 日本の世帯年収が一番高かった時が664万円、現在は538万円で126万円減った。
 貯蓄無し世帯が28.6%。
 講演した宇都宮健児 弁護士(元日弁連会長)からは「もともと日本の社会保障制度は脆弱だったのではないか。それを企業・地域社会が補完していたが、労働者派遣法など規制緩和もあり、90年代に崩壊した」との話がありました。

会議終了後、県内の弁護士と意見交換。生活保護基準について。
 宇都宮弁護士に個人的に約1時間半お話を伺い、お薦めの本も教えて頂きました(後日購入して読んでいます)。