2012年11月17日の活動

狭山赤十字奉仕団の方にお願い。
新聞記者と意見交換。
県男女共同参画センター(さいたま新都心)。

ドキュメンタリー映画『原発の町を追われて』視聴。
 東電社長との町民集会で、双葉町長は「原発の立地を許可し、言われの無い罰を受けている。強制収容所に入れられているようなもの」と話したところ、会場から拍手が起こる。
 福島県内の人から、県外に避難した人は、非国民扱いされ、「何でそんな所まで逃げてるの?」と言われ、双葉町の免許証をレンタルショップに出しづらく、いわきナンバーが白い目で見られている気がする。
 東電社員は、フカフカの布団で、自分の家にいるとの避難者の声。
 映画視聴後、映画監督と双葉町からの避難者の話がありました。
 この映画の監督は、さいたま市の給食調理をしている。
 震災時、約2千人が避難していたさいたまスーパーアリーナで炊き出しをし、聴き取り。
 避難者に「旧騎西高校に移ったら我々は忘れられる」と言われ、追跡調査をする事に。
 被災者同士だと身内が亡くなっている人もいて、被災者と話すのでなく、第3者に話したい人がいる。
 騎西高校は以前と比べて閑散としている。高齢者と仕事が無い人が暮らしている。
 映画の中身は今年の震災の日までの1年間。撮影はしていないが、今でも騎西高校に通っている。
 上映会を福島県の中通でやるのは難しい。安全だと思いたい人がいる。
 双葉の故郷を思う気持ちと、埼玉県民とは違う。
 福島県民が対立してしまうのは、国を喜ばせるだけとの事でした。

旧騎西高校避難者の方からの話。
 騎西高校の避難所は現在160人くらい。
 最初に避難してくれと言われたのは、防災無線でなく、たまたま町の職員に聞いた。
 爆発した時点でまだ渋滞している避難中の車の中だった。
 自分は50才前だが職が落ち着かない。仮の町に行こうか。決断の時間も無くなって来ている。
 いわき市に役場機能が移ると、一緒に移ろうか悩んでいる人がおり、役場機能の一部を騎西高校に残すが、どの位の人が残るかは分からない。
 双葉町には5・6号機があり、恩恵を受けて来たと言われるが、電源三法交付金は、ハコモノや道路にしか使えず、維持費がかかってしまう。
 産まれた時には、1号機が建設中だったので、原発がいいとか悪いとかいう状況ではなかったが、大間原発については、双葉町の多くの町民が、我々と同じ目にあって欲しくないので、反対。
 こんな事態になるとは思ってなかった。
 双葉町も大変だが、自主避難しなければならない中通りの人はもっと大変。
 先週5回目の一時立ち入りが行われ、中には「戻れないのに、何で片付けに帰るんだ」と言う町民もいるが、家の中は、ねずみのフンが凄かったり、気分的なもので徐々に片付けに行っている。
(参加者からの質問への回答)
 騎西高校で自炊は、公衆衛生法で全員の調理をする事が出来ないが、許可制で個人で使える。調理実習室は4階にあるので、高齢者は使いづらい。埼玉県に借りているものなので、校庭を畑にはしないが、別に農地を借りているとの事。
 会終了後、被災者応援の具体的提案を、個人的に相談させて頂きました。

映画『原発の町を追われて』の今後の上映予定は、
 11月23日(金・祝)13時半~。埼玉大学の学園祭にて(JR北浦和駅・南与野駅からバス)。小出裕章さんの講演記録の上映との二本立て。
 11月25日(日)13時半~東武東上線 志木駅東口徒歩一分 丸井8階ホールとの事です。
 詳しくは、映画監督さんのページを。

東日本大震災女性支援ネットワーク政策アドバイザー講演。
 今回の震災は海溝型地震。震度7の栗原市は死者ゼロ。
 一昨年のチリ沖地震で特に国内の警戒地区の住民でも避難したのは5.1%。
 震災で亡くなった人の65%が65才以上で、65才以上の人口率の2倍強、死亡している。障害者も2倍。
 震災関連死2303人(9月末)
 国・自治体の「防災計画」への提言集をまとめた。

枝野経産大臣・蓮舫参議院議員が浦和駅西口で街頭演説。
 枝野経済産業大臣の演説「“船の入れない港・車の通れない道”など、ムダな公共事業を35%削減して来た。自民党の大型公共事業に戻してはいけない。自民党は無責任な原子力政策を戦後進めて来た。青森県六ヶ所村には『原発の“使用済み核燃料”がゴミでなく資源だと言うから預かっているが、ゴミなら持ち帰って』と言われている。原子力政策に今なお結論が出せない自民党。そんな政党に政権を戻してはいけない。
 全国に自衛隊の基地があるのを集中させる安全保障が、票田の為自民党には出来なかった」
 蓮舫参議院議員からは「自民党から政権を引き継いだ時、正直ボロボロだった。次の世代に1千兆円の借金を残してはいけない。
 2030年代に原発ゼロを目指す。
 解散を盾に身を切る改革を出した。衆議院議員40人削減、給与削減。
 “国土強靭化”で200兆円をばらまくのか。業界団体の構造を元に戻すのか」。
 演説中、酔っ払いが1人ずっとヤジを飛ばしていました。

県議・さいたま市議と会合。
県庁。(終電で帰宅)

民主党 政策進捗報告会(動画)が、さいたま新都心で行われ、馬渕衆議院議員が説明し、質疑意見が寄せられました(全国11ヵ所で開催)。
 自民党政権時はこのような事を行った事は無いそうです。そもそも、これまで公約の成果・結果が問われた事が無かったと思います。
 「国会が解散した時、なぜ万歳するのか?震災で1万6千人も亡くなっているのに」とのご意見もありました。