2013年5月26日の活動

市文化団体連合会総会。会員1203名。
恩師 水村昭先生(中学美術)と意見交換。最初の教え子は、67才になり、同窓会が先日行われたとの事。
 制作活動50余年との事で、7月21~27日に吾野の旧吉田邸で個展をやられ、毎日会場にいるとの事(11~5時)。
山根参議院議員事務所企画局長用務。広報紙原稿作成。
20代の方と意見交換。

埼玉県保険医協会主催講演会、医療・社会保障のこれから(浦和)。
宇都宮健児 弁護士講演(以下)。
 護憲と同時に憲法の実質化を。
 デモのやり方を日本は知らない。ヨーロッパでは、デモがあってバスが遠回りする事になっても文句を言う人はいないが、日本ではデモで渋滞すると、デモやっている人に直接文句を言う人がいる。
 金融資産1400兆円。資産の1%課税すれば80兆円の財源になるが、国会議員に質問しても、誰も答えてこない。
 貧困者からの相談で、歯の治療が出来なくて、ガムの銀紙を歯につめている人がいた。
 生活保護の担当者がただ異動で来ただけという問題もある。昔は誇りのある部署だった。
 民主党政権時代、パーソナルサポートのモデル事業を県でつくろうという動きが出て来ている。

吉廣慶子弁護士講演(三郷生活保護裁判を担当。以下)。
 気持ちが弱い、ちょっと強く何か言われるとどうにもならなくなってしまう人を何とかしなければ。
 1市職員の対応の悪さではなく、貧困に対する市役所の感度の無さがある。ケースワーカーが少なくて、生活保護申請を断るパターンがある。

NPO法人ほっとプラス 藤田孝典代表理事講演(以下)。
 貧困は構造的問題。
 貧困率16%の日本は他の国に比べて高いし、何も対策はなされていないので、今後も高まっていく。
 埼玉でも貧困ビジネスが増えて来ている。本来貧困対策をNPOがやっているうちは良くない社会。
 私の所に来る人の9割は保険証を持っておらず、無保険は蔓延化している。
 社会福祉協議会やハローワークなどが「本当に困ったらもう1度来て」となってしまっている。
 貸付型の社会保障ではどうにもならない。
 “首都圏生活保護支援法律家ネットワーク”で取り組んでいる。
 生活保護を受けていないが、貧困で医療が必要な人は“無料定額診療”を県が指定した病院で受ける事が出来る(病院が費用を一部負担している。院内でないと薬は出せない)。

会終了後、宇都宮弁護士と意見交換。国民健康保険について。
藤田さんから教えて頂く。無料定額診療事業は、開業医では指定されない状況との事。
新聞記者・弁護士さんと意見交換。
狭山に戻り、自治会役員と会合。