2010年5月30日の活動

5月4日以来の休みを頂き、龍馬伝特別展を観に行って来ました。
 限られた時間で混んでいたので、主だった所しか見られませんでしたが、ガイドブックを買いました。会場には老若男女、酸素ボンベを引きながら展示を見ている高齢の方もおられました。どんな方にも影響を与えた事でしょう。次に龍馬が大河ドラマなどで取り上げられるのは何年後でしょうか。
 近藤長次郎の展示物を見て「饅頭屋だ。饅頭屋だ」と言っている人が多く、笑ってしまいました(龍馬ブームですね)。
 展示品の中で一番印象に残ったのは、平井収二郎が獄中、爪で引っかいて書いた辞世。実際に爪で何と書いたか展示を見るだけでは細かく読めませんでしたが、爪で書いた脇に解説があり「剣鳴白日暗雲烟怨恨三年豈不旋請是狂風陰雨夜飄々魂○○長天 平井収二郎 文久3年6月9日」と書かれていました。遺言を書く事さえ、筆も貸してもらえない下士への扱いがこれを見ただけで感じ取れ、気持ちが痛かったです。
 龍馬が遺した言葉のひとつに「丸くとも、一かどあれや人心。あまりまろきは転びやすきぞ」と言うのが書かれてあり、気に入りました。 土佐藩主の山内家は関ヶ原の戦いの褒美に、それまで5万9千石だったのが、20万石になったと書かれており、土佐藩が佐幕派だった理由が分かる気がしました。お金など利得をもらってしまっては、動けなくなる歴史的見本ですね。

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