2010年6月22日の活動

市民相談3件対応。
民主党幹事長 枝野幸男衆議院議員、島田ちや子参議院議員講演会(入間市産業文化センター)。
 五十嵐衆議院議員。これまで毎年2400億円ずつ社会保障費は削減されて来た。医療費の抑制効果は、削減した最初しかなかった。
 私も分からない事があるので、皆さんから色々教えて頂きたい。

枝野幸男衆議院議員講演:
 民主党はちょっとつまずいてしましたが、軸の所は全く変わっていない。これまでの税金のつかい方に対する古い政治のあり方・仕組みの見直しなど、しっかり責任を果たしていかないといけない。
 前政権は、何年やっていたのか。私達はまだ9ヶ月。みんなの党の渡辺よしみ代表からは「いろんなものが進んでいないじゃないか」と言われるが、渡辺氏が行革大臣を1年以上されていたが、その間何が進んだか? 政権交代して、無駄遣いや事業の無駄の洗い出しなど、行財政のあり方について取り組んで来た。これまで国会議員ですら知らなかった事・分からなかった事が、仕分けなどによって、当たり前のように分かるようになった。昨年野党として追求しても、ほんの少ししか出て来なかった。
 昨年から2回の事業仕分けでは一貫して「組織・団体に何人抱えていて、人件費にいくら遣っているのか?」という質問をして来た。現在では当たり前の事だが、政権交代以前の自民党政権下では当たり前ではなかった。
 与党になって「明らかにしましょう」と官僚に言って、オープンになった。皆さんの力で、大きく変わった1つの成果。民間のはずが、事実上、国の子会社で天下りが行われていた。これを整理したのが5月。行政が民間を入れないで独占していた。
 事業仕分けはなされて来たが、そこから具体的に税金の使い方、不公平税制をどのように整理していくのか。
 特殊法人や公益法人の制度改革、公務員制度改革は人事院勧告などによる法律によってがんじがらめになっている。公務員制度は、総理が変える事が出来ず、法律を膨大に変えないとならず、2・3ヶ月では出来ないので、来年には法案を出す。
 明治維新以降、日本は強いものをより強くして、みんなが良くなっていくやり方だった。高度経済成長の終焉と共にその前提が崩れた。
 小泉政権時代、輸出企業は過去最高の収益を上げていた。しかし、小泉・竹中構造改革は強いものの所にさらにアクセルを踏み込み、その結果ニート・フリーター・非正規雇用を増加させた。時代と合わない、やり方を間違えた。
 中国の給料は、日本の10分の1。日本は儲かっても、給料を下げる時代。強いものを強くしても、コストを安く抑えて製品化できる中国・インド・ブラジルにはかなわない。
 中学校は以前14クラスあったが、今は半分以下。高齢者がどんどん社会で元気で活躍しないと、町が元気になる訳が無い。それが政治の1番の課題なので、ポスターにもあるように、菅総理は強い経済・財政・社会保障を掲げ、国民の生活を第一に考え、政治を行っていく。
 輸出も頑張るが、それだけをやっていたら、広島や秋葉原での事件が生み出される。それを食い止める社会にするのが、私達の責任。 安定した雇用を生み出す事もだが、数の減った若い人が支えなければならない現況を受けとめ、元気で安心して暮らすことができ、困った時苦しい時に生きていく事のできる政治をおこなう。
 国民は金融資産を持っているが、不安から怖くて遣ってもらえない状況を、社会保障を強くする事で安心を生み出し、消費してもらえるようにする。
 介護サービスは欲しいのに、供給が無く、手に入らない。改善する事により税収が増えていく形をつくる。
 自民党を全て悪いと言わない。日本はその恩恵を受けたが、成功を引きずり続けて来た。 副大臣・政務官は、自民党時代は仕事をしていなかった。その事が分かるエピソードとして、政権交代後、官僚から「副大臣、せめて週に1・2回程度、省のほうに顔を出して頂けないでしょうか?」と言われた。
 自民党政権時代の副大臣・政務官はお飾りであった事が明らかになった。現在は大臣だけでなく副大臣・政務官は特別な用事がある時以外は毎日官庁で仕事をしている。ようやく政治が官僚の力を引き出せるようになって来た。
 借金で、年金をうめている。どこかでギリシャのようになる。ムダを徹底的に削る。負担ではなく分担。消費税議論は、最低限かかる分は返すといった低所得者層への最低限の保障インボイス制度などをこれから議論していく。国民に分かる議論には2・3年かかる。

〔会場からの質問への回答〕
 マスコミへの対応。丁寧さが足らない。野党時代には報道されなかった事が先に報道されてしまう。
 地方の活性化。構造改革特区は岩手などで成功しているが、もっと本格的に大々的に行なう。規制緩和だけでなく、補助金も。
 中長期的には分権で行なうべきだが、それを待ってはいられない。税制特区なども蓮舫議員が担当で、地方の意欲や知恵を優先したい。地方が国会議員に相談して、選挙の為に政治をやるのではない。

島田ちやこ参議院議員講演。
 父子手当てを、私が国会で提案し、5月に成立、8月から支給される。
 周産期医療(妊娠7ヶ月、または胎児の体重が千gに達した時から、生後1週間までの期間。周産期とその前後の期間の母子に生じがちな突発的な事態に対応する為の、産科と新生児科とを統合した医療)に力を入れて来た。ワクチン行政に力を入れていく。
 虐待・貧困・ひきこもりの対策に取り組んでいく。虐待は年4万件以上相談が寄せられている。痛ましいのは、子供を洗濯機の中や、ゴミ箱の中、電子レンジの中に入れてしまったりされている。子供は自分で声をあげる事が出来ない。親をかばう。子供のメンタルケアに力を入れていく。
 自殺者年間3万人を減らしていきたい。 24時間の訪問介護体制を充実させる。2030年には1人世帯が4割になる。おじ・おばに恩返しできなかった分、皆様に恩返ししていきたい。

狭山市駅西口地権者から相談。テナントが入らなくて困っている。市は何もしてくれない。
支援者会合。