2009年6月15日の活動

朝は東口で新聞配布。
議員削減すべきとご意見、保育所民営化について質問を頂く。

市議会文教厚生委員会。
議案54号 介護保険補正予算
 “介護ヘルパーの処遇改善”と言うお題目で、国の税金でヘルパーの報酬を3%あげ、保険料の負担が軽減された事を、国が補助金を出すからそのお金で市がパンフレットを作り、市民にPRすると言う議案(660万円、3年間)。
 しかし、ヘルパーの時間単価は、市の説明でも平成17・18年に2.4%引き下げられて来たとの事。
 これまでの介護報酬改定の経緯を振り返って調べてみると、平成15年に報酬を2.3%下げ、18年に2.4%下げ、これまで合計4.7%下げており、今回3%あがったとしても、まだ1.7%マイナスです(他の議員は、市の説明を鵜呑みにしているのか。今回の改定で上がったと思っているのか。介護保険制度がスタートした時の報酬と比べ、実質的にまだ1.7%下げられている状況なのに)。
 そして、(報道されていますが)ヘルパーの事業所の運営も大変で、ヘルパー本人の時給を上げるには中々至っていない。 何より、ヘルパーを利用する側の1時間あたりの単価が上あがった事で、利用者の負担が上がり、利用時間を制限せざるを得ない状況があるのではないか?と質問しました。
 市は、介護ヘルパーの事業所にアンケートを実施。113の介護サービス事業所のうち、43が回答。賃金を上げたのはわずか1社2施設。待遇を改善したのが7。検討せず現状通りが12。検討中21との事でした。
 また、介護報酬が改定された事で、利用者の利用時間がどう制限されたのか調査するのか質問したら「今後調査する」との事でした。
 “介護報酬3%アップ”には、もう1つ疑問があります。国の資料に『介護報酬改定率 3%(うち、在宅分1.7%、施設分1.3%)』と書かれています。1.7%と1.3%を足したら、3%にはならないですよね。市に確認しても、明確な説明は得られていません。
 この問題について質問したのは、残念ながら私だけでした。私が心配するのは、国の思うようにPRしたらそれを見た利用者は「良くなるどころか、ヘルパーの利用時間を制限せざるを得ないのに、市役所は私達の事を何と思っているのか」と落胆される事です。最近も介護の苦しさで自殺される方がいます。
 私はそんなお金があるなら、介護そのものに使うべきと考え、この議案に反対しました(委員会で反対1人)。来週月曜日22日に議会全体で賛否が問われます。

文教委員会協議会。学校給食のアレルギー対応。
夜は文教委員会・市部長会合。市職員と中身の濃い意見交換をする事が出来ました。
その後、私用のあと、夜1時過ぎまで新聞配布(雨)。