2009年9月30日の活動

広瀬公民館。つつじのイーゼル会。
市福祉課。
NPO法人 あすなろ会。
桶川市役所秘書室の方と情報交換。桶川市では多重債務対策を市長直属でやっているとの事。

金融・経済講演会 宇都宮弁護士による講演(以下、講演要旨)。
 高校生にも講演するが「サラ金」と言うと「ヤミ金」の事かと思われるが、「TVCMで言っているアコム・アイフル・プロミス・武富士など“消費者金融”の事」。高校生は、消費者センターは知らなくても、どこで借りられるかTVを見て、知っている。高校生に利息制限法・出資法も教えるべき。
 多重債務者は、税収の取立てをしている部門と接点多い。
 クレジットカード 3億枚以上発行されている。
 200万円借金すると、金利は月4万2666円。年収200万円の人が元金含めて返そうとすると、月8万円返さなければならず、不可能。
 2008年の自己破産件数 約13万人。
 21年5月現在 5件以上借りている人 約59万人。
 借りている人 1052万人、うち延滞情報のある人(3ヶ月以上延滞) 225万人(ブラックリストと言わずネガティブ情報と言う)。
<取立ての実際の電話の声紹介 暴力団でなく、有名私立大学出の社員も>
 「子供を売れ。中学生じゃろうが。SEXのやり方俺が教えちゃる・・・。」
 昨年、経済苦での自殺1日に20人。
 夜逃げ、年間10万人を超えていると言われている。サラ金業者は、住民票を居なくなってから20年間追う。住民票無くても、子供は学校に仮入学が出来る。
 借金被害者団体 全国80。
 “整理屋”弁護士が高い報酬を取り、実際は事務員が対応。NPO法人を取る所も。弁護士は広告を出す事を禁止していたが、2000年に解禁になってしまった(宇都宮氏などは反対した)。
 債務整理の一番大事なのは生活再建。なのに弁護士の利益だけ考えている。知り合いの弁護士がいなければ、県の弁護士会へ。広告の所は使わない。
 ヤミ金。金利1000%~1万%。県に登録している所も。1日金利20%・金利年間1億円・5万円借りて1年後2730億円。
 ヤミ金は借りる人が行くのでなく、ヤミ金のほうから電話・メールが来る。ダイレクトメール「選ばれたあなたは審査済み。100%融資します」と。1人217社借りた人も。
ヤミ金は2000年代のはじめに増え始めた。
 ヤミ金からの電報
 「だいしきゅう にゅうきんしろ とぼけてると いえにひをつけるぞ でんわぐらいできるだろ あまくみてると ほんとにころすぞ」
 「・・・借金を帳消しにする方法があります。あなたは指を10本、家族の方々の指を40本送っていただければ、借金は帳消しにします。連絡がこない場合には安全の保障はできません。」
 ヤミ金からのFAX、
 用紙全面に「殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す殺す」。
 過払い
 70代の女性 借金請求額 247万円→過払いで406万円返還。
 年金や国民健康保険払えなかった人が払えるように。
 10年以上借りている人、3割。
 ドイツ・フランスには、サラ金・ヤミ金は無い。銀行が低利融資したり、セーフティネットがある。フランスではヤミ金は脱税容疑で摘発され、割に合わない。

講演会終了後、宇都宮弁護士に挨拶。
帰りの車中もNPO役員と情報交換。

――――――――

かねてから私が市に取り組みを求めております自殺予防対策・多重債務対策について、広報さやま2009年9月号で『9月10日~16日自殺予防週間』として、1面トップに。
 また、同じ9月号で、多重債務者相談強化キャンペーンとして掲載されました。

――――――――

マザー・テレサの(万年日めくり)カレンダーを買いました。そのひとつをご紹介。
 『大切なのは、どれだけたくさんの事をしたかではなく、どれだけ心を込めたかです』