2016年1月28日の活動

県ビジネスアリーナ(新都心)

狭山市の八千代工業さんで造られた陸上競技用車イス0128_01

それを日本の車椅子マラソンの第1人者 土田和歌子さんが乗る。0128_02


見えない方が必要な点字。写真左が現在の点字表示器。右が小型化した実験段階の物。0128_03

 

陸上銅メダリスト 為末 大さんの話を聴きました(以下)。

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 『炎のランナー』1500m走で4分を世界で初めて切ったロジャー・バレスター選手。その後1年間で23人の選手が4分を切ったのは、誰かが可能にしたら自分にも出来るとマインドセットが変わったから。最初の1人にどうやってなるかが本質。自分の限界を止めているのは、思い込み。
 「スポーツのある風景を作る」事が私の会社の仕事。欧米の競技場はオープンで、外国人が使っていても、誰も文句を言わない。日本では、手続きが必要。
 東洋の魔女が金メダルをとった時の視聴率は80%。高齢化率は1964年6.4%、2016年予測29%。同じムーブメントを期待しても違う国になっている。オリンピックが来たからと言って、日本は何も解決していない。いろんな制度疲労がある。2020年のオリンピック終わった後、どうして行くんだろうというのがある。
 日本の部活は素晴らしく、世界で非常に珍しい。日本の指導者が育てた選手のメダル獲得数が世界一になる可能性はある。フランスのスポーツ界では選手育成強化費の価値を、メダル獲得の価値が半分、あとは引退後社会に還元と位置付けている。
 私は、初出場のシドニー五輪で転倒。走っている途中で自分自身を見失ってしまった失敗。海外の選手と走った経験が無く、風が強くて歩幅が狂った事を学んだ。
 自分以外に解決する人がいないのが、スポーツの世界。選手達には、うまくいった時より、失敗した時の話をして欲しいと言っている。
 義足の選手が、2015年の走り幅跳びで2015年オリンピック選手優勝者の記録を上回った。私は義足の開発をし、指導している。世の人の5%強が障害を持っているが、TVにそれだけ出て来ない。2020年にTVに多く出るようにしたい。競技用義足から、簡易的なロボット義足が生まれて来ている。
 オリンピックは巨額のお金が動き、私の頃よりも大きくなっており、7千億円。パラはその1/200で、下町ボブスレーみたいな事が起こる。パラリンピックには今から多くの人が関われるので、多くの可能性がある。
 スポーツの範囲は、国際的にも決まっていない。囲碁がスポーツに入った。チェスはスポーツではないかという議論が欧州にある。マインドスポーツ、頭を使うから。スポーツの基準は、①明確な勝ち負け②ルール③時間・空間に制限がある。オペラ歌手の消費カロリーは、フィギュアスケート選手とほぼ同じ。フィギュア選手はアスリート、引退するとアーティストと呼ばれる。スポーツの語源、Deportare=日常から離れる、うさをはらすという意味。詩を読む、歌を歌うも入っていた。色んなものがスポーツ化していく。
 圧力計が入ったウェアを着てラグビー選手が相手選手とぶつかった時、画面に出るような機器も開発されている

県庁。
財政課。来年度予算要望の回答。