2016年9月26日の活動

航空自衛隊、美保基地(鳥取県)。
 基地司令・副指令と意見交換させて頂きました。(入間基地青年同友会狭山支部 星野支部長さんの配慮で。感謝)
 私から話したのは、市から見た基地との連携の具体策について。美保基地では商工会との連携が活発との事。
 美保基地は米子空港(今は米子『鬼太郎』空港)と一緒に滑走路を使っているが、滑走路を千m拡張し、2500mにする時「戦闘機を着陸させる為か」と批判されたが、旅客機を着陸させる為だった。入間基地の滑走路は2千m。
 航空自衛隊員4万5千人の1割が入間基地に。美保基地は900人。

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副指令(写真)が美保基地は、境港市と一部が米子市にあると説明しているところ。
美保基地は、旧海軍の予科練の練習場だった。0926_02


戦時中、沖縄で地上戦が行われていた当時の『本土決戦』と言って国民意識を高める為のビラ(写真)。

 日本が占領していた島の『国旗』が折れて、逆に占領された事が分かる。だいたい本土決戦という言葉の「決戦」とは?
 「日本」とだけ書いた表現も気になる。
 これで戦争に勝っている印象は持てないが、もう後戻り出来ないというイメージを与える。
 見た事が無い方が多いのでは?(美保基地の資料館にて。以下同じ)

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【人間“機雷”】をご存知でしょうか?0926_04


潜水服を着て、15kg爆弾が竹サオ(写真)の先に付いているのを持って、
敵艦(上陸艇)に近づいて、特攻する。0926_05


戦時中、日本本土での戦闘に備えて訓練された。

特攻の攻の字に違和感があるが、他に現代人が理解できる言い方が思いつかない。
「作戦」「奇想天外」と言うが、それも違和感がある。0926_06


一式陸上攻撃機の操縦席。

 特攻機『桜花』を機体の下に抱いて、どんな気持ちで飛び立ったのだろう。
 そうでなくても重い機体に、更に重い桜花を抱いて。ほとんどが飛び立って、ほどなく撃ち落とされた。その情報を、後から飛び立った隊員はどう聞いていたのだろう。
 操縦席から見える“心の内”に想いをめぐらす。

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一式陸攻の下に見える小さな羽根が桜花(映像)。
 撃ち落とす米軍機からの映像。縦横無尽に飛び回る米軍機に、なす術が無い。
桜花を搭載した一式陸上攻撃機 カラー映像

 

機体に書かれている名前がパイロットではない理由。
 「パイロットにしてしまうと過度に愛着を持ってしまい、いざという時の判断が出来にくくなる恐れがあるので、整備士のトップの名前にしている。宇宙飛行士の候補に、家族がいる人が選ばれるのも、その理由」。
 言われてみれば、戦時中は戦艦が沈む際、艦長は艦と共に沈んだ。

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入間基地にある輸送機C‐1。
 昭和46年から使っているので、入間基地が担当している硫黄島への通常の輸送業務も、回数を制限して飛ばさざるを得ない状態。

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早くC-1に変わるC-2輸送機(写真)が入間基地に配備されたほうがいいと思う。
美保基地では今年配備される。このC-2が昨年、入間基地に初めて来た。0926_10


戦時中、兵士の名簿。赤字で「死亡」と書かれているのが分かる。0926_11


美保基地(米子空港と併用)の歴史。

 戦時中は、空母の訓練基地だったと書かれていますが、昭和19年夏完成という事は、多くの空母は沈んだ後(ミッドウェー海戦は17年ですから)。
 特攻基地になったんですね。
 朝鮮戦争時は、米軍爆撃機の拠点とされた。
(知りませんでした)

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全日空 国際線の日本行きでは、外国人旅行者を意識して『埼玉県産』・『狭山のお茶』が使われ、国内線の座席にある雑誌に書かれていました。

 国際線機内の映像で、コバトンも紹介されると、県庁で撮影している所で聴いたのですが、その時はまだ非公開でした。

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羽田空港は、自然エネルギーも使われているとの事。
今後は、近くで自然エネルギー発電できるようになれば。0926_14

狭山に10時過ぎに戻り、事務所。
(0時過ぎに帰宅)