震災から3年。 東日本大震災について私が思う事

震災から3年。

東日本大震災について私が思う事

【あなたの一番大好きな人が災害で亡くなり、遺体が目の前にある事を、

想像してみて下さい】

東日本大震災、犠牲者の遺体写真

災害で命が奪われてしまってから、どんなに泣いても、許してくれません。
遺族や同じ地域の人は、目をそむけたくても、目をそむける事は出来ません。その瞬間から一生、
自分に降りかかった現実となります。
私たち日本人、特に政治・行政にたずさわる人間は、
【なぜ、北海道南西沖地震の後、またスマトラ地震の後、奥尻島だけでなく、
今後津波が国内を襲う可能性が低くない事を、現実に起こり得る事を、
強く注意喚起しなかったのでしょうか?】

それは、現実味が無く、人ごとだったからではないでしょうか。
東日本大震災は“想定外”ではありませんでした。
怖いのは、津波だけではありません。最近、様々に形を変え、
起こっている災害。大型台風・竜巻・大雪・噴火…。

ウワベだけ、形だけで話していると、私たち市民はどんな目に遭うでしょうか。
「首都直下地震が起きたら、あきらめるよ」。 本当に起きた時、あなたは、あきらめ切れますか?
自分と愛する人の命を。
起きてから慌てれば、社会は混乱し、パニックになりかねません。
行政や政治がどんなに努力したとしても、全員の命は救えない事は分かっています。
死者推計があるのですから。

人は皆「自分だけは死なない」と思っています。
これまでの災害で亡くなった方の中にも、恐らくそう思っていらっしゃった方は、
いたのではないでしょうか。
(秩父の大雪現場に行って私が思ったのは「よくあの大雪の日に車で移動しようと思ったな」という事。
結果的に防災ヘリ・県警ヘリでの救助が必要になりました)
では、次起こる災害の時までに、1つ1つ、行政や家庭・会社で、やっておかなければいけない事。
周りの人と話して、決めておかなければいけない事は何でしょうか?
“てんでんこ”。釜石の人が災害の経験で培って来た考え方。
誰も助けてくれなかったと想定し、自分達でどう身を守るか。
(簡単なケガの手当て・止血は出来るようにしておいて下さい)
手が足らない事は分かっています。
1人1人が考え、行動しなければ、命は救えません。
お願いです。どうかお考え下さい。あなたに出来る事は何かを。
今ならまだ時間はあるはずです。今お考え下さい。あなたやあなたの大事な人の命を落としていない今。

(日本で歴史上、一番高かった津波が記録されているのは、1771年に石垣島を襲った津波で、85m。
本州最大の津波は、1896年の明治三陸地震津波で、38.2m。死者は2万2066人)

東京都は、人口が一極集中し過ぎていると思いますし、
埼玉県は比較的、地盤が強い地域が多くあります。
埼玉の安全性を高め、アピールしていきたいと思っております。

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