リースバック制度を悪用した自宅【押し買い】被害 県内でも
悪質・強引な訪問営業により、売却意思の無い自宅を、相場の例えば1/3の安値で買い取る『押し買い』。自宅売却後も賃貸でそこに住み続けられる『リースバック』という制度自体は正規のもの。しかし「売却後も住み続けられる」と言われても定期借家契約(更新無し)の説明が無く、後に立ち退きを迫られたり、売却額が安い為に家賃を払い続けられなくなる被害。
埼玉県内での相談件数は令和2年に38件、令和5年には72件となり、増加傾向にあります。県内の具体的な声は「『給水管の点検』を装って訪問されたが、本当の用件は自宅買取りだった」「住み続けるには、買取り提示額があまりにも低い」「夜遅くまで売却のセールスに居座られた」などとなっています。『物価高』などにより、今後生活が厳しく、自宅を手放す人が増える事が予想されるので、県消費生活支援センターから注意喚起されるよう打合せしています。
(📷報道では、埼玉県については、触れられていません。写真はTV朝日 6・13日に放送)
(市民の方から「TVでやっていた」と連絡を頂き、TV各局を全録しているので後から確認出来ました)
同じような物件の1/4の値段で買い叩かれた事例
クーリングオフだけでなく、『押し買い』対策の法令を定める必要が。
自宅売却後、家賃が値上げされて払えなくなり、退去を求められた例
「売却後もそのまま住み続けられる」と言われたのに… 家賃値上げで“終のすみか”失う事態にも リースバックのトラブル6年で10倍に 70歳以上が約7割ーTBS NEWS DIG
回答した事業者のうち、
・「周辺相場の6~7割」と、買い取り価格を回答した事業者が52%
・定期借家契約の物件は全体のほぼ半数
・クーリングオフについて「説明しない」「積極的に説明しない」事業者が44%
(↓記事は、会員限定)
「リースバック」相談急増 高齢者トラブル目立つ契約更新できず/買い取り価格安くー日本経済新聞
頂いたコメントを紹介します
「ためになります」