『コロナ禍』が終わっても国から【緊急経済対策】の名のもとに県庁に補正予算が度々来る。今回の議案で例えば「🏥ベット数を減らしたい赤字の病院に補助する」と言うのが、悩ましい。①赤字に苦しんでいる事業所は病院以外にいくらでもある。②『訪問介護』で入所施設の無い所は危機的な状態だ。そんな中、病院のベット減に補助する事が最善の策なのか。国が提示する対策メニューに埼玉でやらなければならない優先課題が無かった場合、①国と精一杯交渉し、メニューに差し込めないか、今回は認められなくても次につながる努力をしたのか。②メニューに無いなら「使わない」という優先順位の判断はどうか。しかし、感じてしまうのは『縦割りの弊害』だ。介護分野と調整して決めたと思えない。自分の担当部署だけ守ろうとすれば、税金はいくらあっても足らず、円安→物価高になる。議会で鵜呑みに賛成は出来ない。いつもの事だが悩ましい。
🏥ベット削減の予算は4億1040万円で、今回の国からの経済対策予算全体(8億1700万円)で1番多い。1ベットあたり410万円の補助。16ベットを削減する病院では6560万円になる。
議員に立候補する前、私は病院で働いていたが、気を配るのは病院だけではない。『本当に1番必要としている』所・分野はどこか。例えば訪問介護の人財が不足すれば、民間で働いている人が親の介護で仕事を辞めたり、生活が行き詰まるほど収入が減る。私の『賛・否』の判断基準は『駅前で、私を支持していない無党派層の、生活に困っている人に資料を渡し、賛成して頂ける人が多いか』。高齢化や物価高の、先行き見えない世の中で。
頂いたコメントを紹介します
「介護事業所の人員不足もですが、就労移行支援事業所の閉所が出ている地域もあるとか。働く場所がないと生活に困り貧困率が高まります。病院は患者さんがくれば収入に繋がり、介護事業所と就労移行支援事業所は利用する方がいても働く人員がいなければ閉所になります。優先するべきはどちらか解りますよね。」