「年収910万円以上の世帯にも『高校授業料無償化』で1人12万円新規に補助する」との現在行われている県議会の議案。910万円“以上”の予算総額(国)が1047億円、910万未満が4074億円である事から、試算してみると、高校授業料無償化全体で納税者1人あたり年間合計9443円の負担になります。そのうちの910万円以上分の無償化は、1603円です。これ以外に、来年度から『子ども・子育て支援金』の負担増があります(後述)。
税金で「やれたらいい」と思う事を本当にやるべきかは、「それを誰が払うのか」によります。年収の高い方が利用出来る補助金は様々あります。現状の税制は、そうでなくても『所得の再分配』に逆行しており、経済にも悪影響を及ぼしています。参議院選挙では、減税や給付が言われていますが、少子高齢化・インフラ老朽化の中では今後、増税をどうすれば少しでも避けられるかが大事です。
(試算方法:国はどのような方式でその分を増税にするか示していないので、20才以上60才以下の人口で試算しました)
これまで掲載した事①。
これまで掲載した事②。