2012年3月15日の活動

県議会会派、防災対策プロジェクトチーム勉強会。


講師:埼玉大学地圏科学研究センター長 川上英二教授(埼玉県の防災計画策定 副委員長)。
 (先生のHP、
木造住宅の崩壊解析による耐震診断。住宅の耐震の仕方について地震倒壊シュミレーション映像がある)(以下講演内容)
 “東京湾北部地震・茨城県南部地震”とは、そこで震災が起きやすいという事ではない。どこで起きるかは分からない。
 震度5と6では、揺れの触れ幅が2倍違う。7では4倍になる。
 震源の深さも大事で、震源との距離と同じでそれだけ離れているという事。
 平野でも地すべりがある。凹凸のあるところに、土を盛ったりしているので。家を買うなら、盛った所を買わない。削った所なら良い。
 震災による火災、あちこちで出火すると、どこに逃げるかが難しい。関東大震災では丸1日かけて火災が広がった。
 震災後、復旧にかかる日数、電話は2,3日、水道1週間、ガスは1ヶ月。
 電車の脱線率、震度7 92.9%、震度6強 23.1%、震度6弱 0.0%。
 想定は最も起こりやすい被害を想定するので、最大を想定している訳ではない為、想定以下の被害も想定以上の被害も起こる。対策を立てる事が出来ないような想定を行っても意味が無い。
 鎌倉は、大仏のある所まで津波が来る事を想定。
 今後大事なのは、想定外の地震の力に対してはどのように壊れるかを調べ、対応(強化・避難)を考える必要がある。
 東日本大震災時、浦安市では貯水槽が液状化して傾いて(火災は無かったが)使えない状態だった。東京都でも、耐震の貯水槽を整備しているが、火災対策は問題がある。
 私から「埼玉県民の多くは、東京に通勤・通学をしているが、東京での震災後の火災について、関東大震災と今とを比べて耐火・耐震は進んだと思うが、どうお感じになっているか?」質問させて頂いたところ、「当時より、密集して、空き地が減って、石油タンク増えているマイナス面もある。ヘリでどちらの方向に避難すべきか指示をしては」との事。
 また住宅の耐震化についてお聞きしたところ、耐震基準を満たしているか、満たしていないかだけで考えないほうがいいとの事でした。

労働組合と狭山茶の販売仲介。
行田参議院議員からお茶の放射線調査の詳しい規定について教えて頂く。
市民意見交換。