2011年8月9日の活動

県議会文教委員会視察。
<福岡県義務教育課。>
①不登校児童支援事業。昨年度から実施。
 不登校 小学校 371人に1人 中学校 34人に1人
 全国平均 小 0.32% 中 2.93%
 【年間30日以上 長期欠席児童 理由(全国)】
 病気    小 36.8% 中 13%
 不登校  小 42.7% 中 78.4%
 その他    小 20.4% 中 8.5%
 (福岡県)中1の7月末時点で30日以上欠席した生徒のうち78%は、小6の時30日以上欠席。

 不登校率が高い強化市町村を指定(3市で実施)。退職教員4名を県が配置。市が県補助により2名配置。県事業に合わせて市単独で配置する所も。3年間事業。
 家庭支援・学習指導。
 家庭への支援について質問させて頂いた。教育センターの適用指導教室と違うのは、不登校にはまだなっていない児童を対象にしている事。
 成果 : 10名以上 長期欠席でなくなる。

②福岡県学力向上新戦略 21年度~
 県が市に1/2補助金。
 非常勤講師派遣 少人数教室。
 全国学力テストで福岡県は平均点以下だったが、差が縮まり、中学校では平均を超えてきた。
 14市町村指定。
 巡回算数講座(3年間で県内を1巡)。
 夏季 午前中児童補修、午後教員研修。
 4泊5日合宿 福岡モデル。

<佐賀県立致遠館中学・高校>
 中学4クラス・高校6クラス。県内2番目の進学校。
 20年度から入学の抽選を廃止。
 22年度から男女同数。1対2になる事もあった。
 中3で文系・理系を選択。
 高校から入学は2割。高1年の終わりには追いつくようにクラス編成などに配慮している。
 土曜講座 月に2・3回。
 沖縄での修学旅行で米軍家族の人との交流。
 理科ー高1 研究者招へい講座、大学での研修。
 高1・2で研究所研修。
 科学系の部活には、味の素などの研究者を招くとの事。
 2年生時、アジアの留学生と英語で会話。
 イギリスへ語学研修(今年度19人。以前は全員だった。費用約40万円。3週間)
 予備校講師による英語・小論文のセンター講座。
 大学とのジョイントセミナー。
 部活動はほぼ100%。部活は卓球部など一部で中高一緒にやっており、当然高校の指導者が中学を教える事も。
 修学旅行でショートホームステイ。
 中学校全教室に電子黒板設置。
 国公立大の現役合格率57.1%。
 私立のような高校だった。