会派視察。瀬戸内国際芸術祭が行われた香川県高松市の直島。
家自体がアート作品として造られていて、今でも一部の展示がされ、説明員がいる。
外国人観光客が来ているとの事で、私は“ビジット ジャパン(訪日外国人旅行者促進)”事業に興味があって今回の視察に臨んだ。私から声をかけた旅行者は、フランス人ご夫婦で日本滞在2週間の予定で、京都・箱根・香川・東京を回っているとの事だった。
また、島内でアートの店を出している方にもお話を伺いました。
ベネッセの地中美術館という建物は、島の景観を損なわないように、丘をくり貫いて、中にコンクリ打ちっぱなしの安藤忠雄さんが設計した美術館があり、説明員の方に館内を詳しく説明して頂きました(1名でも事前予約で説明をして頂けるとの事)。
一般的な美術館と違うのは、クロード・モネの作品以外、絵画・彫刻は無く、空間が作品になっていて、その場所を体感するものが主でした。説明員さんの話によると「作品自体は、これが何ですよという具体的な物ではなく、目に見えないものをご自身の感覚で感じて頂く事」だと言われました。確かに、見えないもののほうが、大事だったりする事もあるなと思いました。建物は、地下でありながら自然光が入るので、一日を通して、作品や空間の表情が刻々と変わるとの事。
ベネッセハウスミュージアムで思った事は、正直「あ~、この島で昼寝がしたいな」でしたが、私にそんな時間は・・・ありませんね(^^;)。
帰りの飛行機から瀬戸内海の豊島が見えました。私が市議会議員になった年に、狭山市でダイオキシン問題が発生し、豊島を始め各地の環境市民団体の方に必死にお話を伺い、お世話になった事を思い出しました。私の議員活動の大きな原点のひとつです。
帰りの飛行機で、震災対策の事を考えていて、ふと外を見たら、浜岡原発(左端)・御前崎が見えました。
ちゃんと外を見ていなかったので、ホントはもっと間近に見えると思います