2012年6月2日の活動

山王小学校運動会。校長・中学校長と意見交換させて頂きました。
県立所沢おおぞら特別支援学校運動会。保護者の方からお話を伺いました。

上田政治塾。第4回(熊谷)。
上田知事挨拶。リーダーとは、この人の言う事だから信じようというもの。

講師:中田宏氏「日本回復への道」。
 日本の改革は、突き抜けて成果が出るまでやらないで、アクセルやブレーキを踏んだりしている。
 維新の会について、維新塾を今やっているが、衆議院選挙は公募をする。受験に例れば、塾生は内申点で考慮されるが、外から優秀な人材も受け入れるという事。
 国政が今のままいくなら、維新はあらゆる所で候補者を立てる。

講師:原田隆史氏「人と組織を自立される教育」(以下)。県教育委員(22年~)。教師塾 原田メソッド。
 机上の空論は大嫌いで実践したものしか語らない。教育は、言われてやった事では少ししか伸びない。
 現在は1週間に1人の子供が虐待により亡くなる厳しい家庭環境。
 私は教師3年目に、家庭内暴力で生徒の命が奪われる経験をした。4箇所円形脱毛症になった私に、私の母は、自分を変えなさいと言った。主体変容(トランスフォーメーション)。
 大阪の西成中学校は、校庭のすぐ近くに、路上生活者のブルーシートが30張り。校区内の飛田新地では売春婦がおり、中学生のお母さんの職業欄が“サービス業”と書かれているので、家庭訪問したら、やっぱりそうだった。
 140人入学するはずの中学校は40人が私立に行き、公立の子は中学入学1日目に「うちは貧乏だから私立に行けない」という劣等感に苛まれ、それが暴力に発展する。
 教員1年目、生徒に「おはよう」と言ったら、ツバを顔にかけられ、「死ね」と言われた。
 私は、陸上競技が日本一になれば高校・大学はタダで行けるし、就職も出来ると生徒に言い、それが出来なかったらどうするのかと聞かれたので「それが出来なかったら、俺は教師を辞める」と言ったら、紙に書いてと言われ、書き、公園に呼び出され、何かと思えば、生徒から陸上部に入れて下さいと言われて、陸上部は1日にして47名が入部した。
 生徒指導は命に関わるので、応援をお願いします。
 教育は、治安コスト・社会保障費を減少させる。
 課題発見・解決力=ソリューションが大事。
 被災地もそうだが、子供に対して、未来を考えさせ、過去は置いておく。ヤクザも同じ。
 ほめるだけではダメ。学校も企業も厳しさが足りない。なれあい型は、学級崩壊、子供達の命が失われる。
 敵は自分。外部に敵を求めてはしょうがない。
 埼玉の教育の課題は、浦和高校も見たが、東大を目指すだけでなく、もっと上のハーバードなどを目指すように抜けていない。
 能力の高い教師の実験学校を上海で見たが、それをやってみてはと思う。

講演後、原田氏に教職員の休職者の現状について個人的にお話を少し伺いました。

講師:㈱しまむら相談役 藤原秀次郎氏「㈱しまむらの経営戦略」
 日本の衣料品は世界一安い。
 小売業も世界基準。しまむら7位。
 年5回世界を回ると、長年の変化が分かる。
 アメリカで「東京はどうか?」と聞かれるのでなく「原宿・渋谷はどうか?」。
 しまむらは、同族経営を外した。
 デフレというが、私はこれで正しいと思う。消費者から見たら安いほうがいい。
 市場規模は、この15年間で半分になった。13→7兆円。
 流行は世界同時。3ヶ月で変わる。
 時代の流れは、大衆に重きを置かれる方向に。大衆が大事にされていない国もそういう方向になっていく。
 頭の良し悪しではなく、ぶれない心、信条が大事。オリジナリティ重視。他の真似はしない。全てインソース主義、アウトソースはしない。
 製品を作るのは世界中で簡単なので、常に生産が過剰で、デフレ・低価格が当たり前。人より早くいい仕組みを作り、価格を下げる事が大事。
 3年で部署が変わり、グルッと元の部署に戻っても、仕事の仕組みがガラッと変わっている事はよくある。「俺の経験では…」では使えない。リスクを負う事がローコストの基本。
 ポストの激しい異動が人を成長させる。立場が変わっても同じ。経理をやったのが物流をやったり。いろんな部署で使えなければ。難しい・未経験だからこそ、人は伸びる。
 しまむらの従業員の85%がパート。優秀な人を採りたいからパートを採用する。
 方向性を指示できなければ、上司は要らない。感受性の幅と深さが経営者の必須。
 基本は商品。どこにでもある商品、どことも同じ値段では、個人店だけでなく、大型店でもダメ。
 海外で初めて台湾に出店したのは、夏・冬が無いと商売にならない、体系が似ている、外資100%OKだったから。

 

上田知事が配布した資料

 

講師:上田清司知事「時代をどう読むか」。
 最近では「東電の敵」と言われております(笑)。東電の事が嫌いなのではなく、おかしいのではないかと思う点について指摘している。
 東電が値上げの家庭モデルは全体の42%としたが、県で調査したら16%だった。
 リーマンショック後、これからこのような事が3年おきに起こると言われた。必ず中途半端な解決をするのが、民主主義の課題。自分で調べたらバブル崩壊後、ばらつきはあるが、年がら年中そうなっている。
 日本の国家予算の半分くらいのお金が毎日売り買いされている。先進国が高齢化している。世界中が低金利。“預金から投資の時代”とささやかれ、長生きしようとすると先進国では少子化になる。
 マンションの標準モデルは子供2人で、2部屋。これ以上だと大きなお金がかかる。
 重要なのは、資金の再配分がうまくいくか。
 戦後、働き手が増え、日本国内にフロンティアがあったが、それが無くなって来た。日本はまだまだ円高に。
 1986年「Japan As Number One」と、アメリカは日本を誉め殺しにし、金融でやっつける計画を立て始めた。
 ノーベル平和賞のジェームス・キャナンは「政治家は、ばらまき体質になりやすく、財政悪化につながりがち」。大きな秩序を中々示せない。Too late遅すぎるToo little小規模すぎると、日本だけでなくアメリカも言われていた。改革が進まないギリシャなどヨーロッパのおかしくなった国のお金が入っている国に危機が飛び火する。通貨を統合し、ギリシャなどの国の財政がならされる。日本も同じ。
 公平・公正という正義の理念を振りかざす。
 郵政民営化の3事業は民営化する前から、税金は使われていなかったが、小泉さんが「国家公務員130万人が民間になる事が、野党の皆さんは何が悪いんですか」と言っていた。近いうちに、私はこれについて総括しなければならないと思っている。
 原発も郵政民営化議論と同じで、やめるにしても30年かかる。タービンが回ろうと回らなかろうと管理費は同じ。
 65歳以上1人あたりに税金が237万円かかっている。

所沢市長と意見交換。西武新宿線のダイヤ改正について私から話しました。
友人の久喜市議から、就学援助の決定通知など書類が家庭に届くのでなく、学校で児童生徒に手渡されている市町村があり、良くないという指摘がありました。
上田知事に個人的にお話を伺い、意見交換させて頂きました。
 県職員に訓示している事・行政改革・教育改革・震災がれき・狭山茶について。

昔からの友人市議らと夜中まで会合。