2011年10月7日の活動

県議会。文教委員会。私から特別支援教育について質問。
 私が子どもの頃、今思えば変わった子だなと思う児童・生徒が普通学級にいたが、先日狭山市の特別支援学級の生徒数を調べたところ、15年前と今とを比べると、特別支援学級の生徒数が4倍以上に増えていたのは、異常な事だと思う。教育の目標は自立。社会性をどう身に付けるかを考えた時、出来るだけ特別支援学級の生徒数を少なくする方針を県として打ち出して頂けないか?
 特別支援学級の生徒の就職率は、生徒数が多いと就職率が高くなる可能性があるが、どういった現状か?
[答弁]
 特別支援学級の生徒数を少なくする方針を打ち出す事は県として出来ない。就職率は、21年度29.2%、22年度27.4%。3割にしていきたい。


県議会農林委員会を傍聴(お茶の放射線騒動について審議)。
 先輩議員にお願いして、質問して頂きました。

 委員から「暫定規制値500ミリシーベルトを超えたお茶を毎日飲み続けても、年間0.03ミリシーベルトにしかならない。年間0.3回胸部のレントゲンを撮った量だ」との発言もありました。
新聞記者と意見交換。
農林部長と会合。知事特別秘書官と会合。再度、農林部長と会合。お茶の放射線量調査について。
TV局記者と意見交換。
特別支援教育課長と会合。
 県の生徒数の資料を頂いたところ、自閉症・情緒障害の生徒数は昭和54年606人、平成23年1926人と、約3.2倍に増えている。やはり異常だ。全体の生徒数は減少しているので、生徒数の減少を加味すると増加率は更に増える。現在の県の資料は、単に生徒数の年次資料としているだけだが、この変化の事実を、県教育委員会として把握出来る資料として頂きたいと、お願いした。今後更に調査していく。

農業支援課長。
 県として、お茶の風評被害対策で、現在融資制度の相談を10件受けている。返済猶予1件は確定した。返済期間は通常5~7年だが、返せなかったら意味が無いので、10年以上とか、今後も柔軟に対応するとの事。

狭山市茶業協会役員・市内お茶屋さんに電話でお話を伺う。


埼玉を代表して、お茶の対策を厚労省・農水省の担当課長に直接要請
写真一番左から行田・大野参議院議員、中川ひろし、小野塚・五十嵐衆議院議員、
右側の列が厚労省・農水省・東京電力の各担当課長

 

衆議院議員会館。
 私は党埼玉県連 茶業部会長として、お茶の放射線騒動について、厚生労働省食品安全部輸入安全対策室長・農林水産省生産局地域作物課地域対策官・経済産業省資源エネルギー庁原子力損害対応室企画官・東京電力補償相談室地域相談グループ課長を前にして、

 ①規制値を1日も早く発表して頂きたい。
 ②いつ頃規制値を発表する予定なのか、スケジュールを大まかでも明らかにして頂きたい。
 ③お茶は飲み物なので、規制値は飲用茶を基本として頂きたい。
と話したところ、
 厚労省からは「食品安全委員会からの規制値の検討資料がそろっていれば、数ヶ月で発表できる」と言われ、私の隣の大野元裕参議院議員さんがかなり強力に「大体でも言えないのか?1ヶ月なのか?1年なのか?」と言って下さっても、「WTOに(規制値策定の経過を)通報しなければならないなど、予定は不確定」だと言われる始末。


厚労省資料 規制値検討スケジュール

 

 厚労省の今日の資料で「食品安全委員会の食品健康影響評価書の確定」は『(10月下旬頃?)』と書かれており、それ以降のスケジュールは一切書かれていませんでした。
 また厚労省から「原子力安全保安院で暫定規制値が定められた時、お茶は“その他”の品目に入ってしまい、飲用である事の配慮がされていなかった」と言われたので、私から「暫定でも、お茶の基準を、飲用を基本に変えて頂けないのか?私は、国の暫定規制値の策定経過を責めようとは思っていません。厚労省も私達も目的はひとつのはず。原子力事故による農産物の安全性に対する国民の不安を、安心に変える事だ」と言いました。
 また五十嵐財務副大臣からは「今日の東京新聞で、関東の放射線セシウム蓄積量の地図が示されていたが、これで埼玉県の農産物が汚染されているというなら、他の地域はもっと問題のはずだ。お茶の安全宣言を出せないのか」と農水省に訴えていました。
 今日は国会議員からも強力な発言が相次ぎ、有り難かったです。
 会議終了後も、厚生労働省輸入安全対策室長などと私で話し、「埼玉県が飲用茶を調査するのであれば、その結果も、厚労省のHPで紹介します」との事で、すぐ県庁農林部に伝達。
 小野塚衆議院議員と話したところ、今日の会議以前にも、相当、厚労省・農水省とやり取りをしているとの事でした。
 今後、問題の解決の為に、厚生労働大臣に会うのか、総理大臣に会うのか国会議員と検討して、対応していきます。

経済産業省経済連携課長・農水省WTOチーム国際交渉官から『TPP交渉』について説明を頂いた。
友人の森岡衆議院議員・入間市議と会合。
狭山に戻り、新潟県津南町の方と会合。
 今後、津南町の農業支援のお手伝いをさせて頂く事になりました。早速、飲食店の方に協力依頼。


今夜9時半からのテレビ埼玉のニュースの中で、狭山茶の放射線騒動が特集されていました。