2016年9月28日の活動

教育関係者と意見交換。
県庁。
ウーマノミクス課長。企業内保育について私から提案。
会派打ち合わせ。議案質疑・一般質問準備。
県議と意見交換。
みどり自然課。墓地規制。
土地水政策課副課長。八ッ場ダムの県負担金。
(終電で帰宅)

――――――――

【豊洲市場・東京オリンピック】の予算増額の東京都と、埼玉県は違うと言いたいところです。
 しかし、八ッ場ダムについての県の対応は、現状ではそう言えません。
 八ッ場ダムの総事業費は当初2110億円。それが倍以上の4600億円になり、今回5320億円になったと、国は埼玉県に負担を求めて来て県議会で審議します。

【八ッ場ダム】の工事費を、埼玉県はこれまで569億円負担して来ました。
 県民1世帯あたりだと1万9千円です。今回、国から2回目の負担増額要求を許すと、2万2千円に。
 しかし、八ッ場ダムのある群馬県議会でさえ負担増に、反対する会派が少なくとも2つはあるようです。
 国が【ずさん】なのがいけないのですから、地方として、当然です。

埼玉県作成の資料0928_01

八ッ場ダムについて埼玉県議会として「これ以上工事費を増やさない事。県の負担を減らす事」と2003年の国からの県負担増額要求時に『付帯決議』をしたのに、今回このありさま。
 今回議会で、もし『付帯決議』をしても、意味は無い。

0928_02

 

八ッ場ダムについて埼玉県議会として「コスト削減を徹底し、県の負担を増やさないように」と『国への意見書決議』を3年前、再度の増額要求時に行ったのに、このありさま。
 これでは今回、県議会として『否決』か『継続審査』にして再考を求めるしかない。

0928_03

八ッ場ダムについて、国から埼玉県に3年前増額要求があった時、私は県議会の担当委員で、議事録(写真)のように確認したところ「事業費の増額は無い」と言い切っている。(言い切らなければいいという問題では当然ない)まして「安くなる可能性も」と言っている。
 県議会の公式の場で職員にウソを付かれては、もはや県庁職員の話は信用出来ない。(今となっては「ウソをついた訳ではない」と言うだろうが、そんなのは認めない)国がそうだから、県もそうとは思わない。

0928_04

 

私の所属する会派『改革の会』の松坂県議が、会派を代表して【八ッ場ダム】の議案質疑を行う事に(30日3時~よろしければ傍聴へ。事前申込不要)。
 東松山での未成年による殺人事件、子育て家庭の貧困と児童虐待、震災対策、人口減少・高齢社会の中での計画など重要な質問が盛り沢山なので、項目をご覧下さい。議案質疑・一般質問の質問する時間は30分なので、原稿のやりくりが大変だったと思います。松坂県議の質問の背景については、明日書きたいと思っています。

0928_05

――――――――

大里総合管理株式会社 野老真理子社長 川越青年会議所主催講演会。
 「事務社員全員の仕事の4割は地域活動。会社として300の地域活動をやっているが、ほとんど行政の許可を取っていない。でも活動は結果的に市民権を取っている。許可を取るというのは『許可病』。保険の為のもの。
 わが社は1日1時間掃除。気付く訓練として始め、『社長は物の怪に取りつかれた』と半分の社員が会社を辞めた。掃除した所と他の違いが歴然となり、きれいの基準が、磨いた所になる。どこを探してもきれいな所になった。視察の方に手袋を渡し『汚い所があったら教えて』と。
 アンケートを集計する事より、個別対応を。お客様に感謝の声を必ず届ける。

0928_06
 机の引出しに、同色・同種類のペンは1本しか入れないから、無くなった事に気付く。名前も書いている。スチール机は、問題が隠される所。個人の引出しに公の物が入る問題。今は個人の机を廃止。
 仕事をしていない時に使われていない空間で、昼休みや夜、コンサートを開く。普通の会社は『机の荷物をどうしよう』となる。ピアノを習っても、活かす場が無い。子供が大きくなって使わなくなった鍋と腕を振るう1DAYシェフレストランは、誰も儲からない。午前中は、ヨガ教室。お金になるかではなく『大切』かどうか。私達に出来るかどうかで、地域活動をする。『きれいにしたら、喜ぶだろう』と、毎週、駅のトイレなどを掃除。
 わが社は『明るいブラック企業』。8時間で終わる事は無い。子育てが8時間で終わらないのと同じ。かけがえのない我が子が病気になったら、我が身も差し出す気持ち。
 震災の日、社員に指示したのではなく、やった事が無い交通整理を命がけでやった。200回以上、マイクロバスを出して被災地ボランティア活動を今も続けている。がれきでなく、生活そのものだった。
 科学・経済優先。先人が言った事を無視して、家を建てた責任を私達は感じた。何があっても覚悟して生きる。「誰かが指示してくれるかも知れない」でなく、やれる最大限の事をやった人は『次』に行ける。やれる人になる事。
 被災地ボランティアに行って、原発を感じる。飯館村は『美しい村100選』だったが、セイタカアワダチ草から柳になっていく。一体この責任を誰が取るのか?私だと思った。使うだけ電気を使って、原発を造れ造れとなった1人。原発比率は震災前3割だったので、会社で3割の節電を達成した。大飯原発は『電気が足らないから』と稼働。7割になった会社の電力使用量の更に35%削減目標とした。38.7%達成して『お客様に迷惑だからやめよう』と社員の1人が言った時、おとなしい社員が『あきらめない』と言った。その人は原発避難者だった。1㎝の改革が出来たとしたら、1㎜の改革が残っている。結果32.6%の節電に。今回の震災が無かったら、10%の節電もしなかっただろう。やれば出来るのを社員が示した。
 地域には山ほどの課題があるので、社員1人1人が会社=ナノビジネスを持っている。1人で出来る事から。
 学童保育は22年間、会社の中でやっている。

 「今日は15名の社員を連れて来た。2曲の歌を歌いたい。歌詞を見ないで歌えるのが25曲ある」。
 幸せな気持ちになれるお話でした。講演会をいくつも聞いてきたが、これほどの社員と一緒の講演会は初めてでした。

0928_07今日歌った『群青』という歌は、福島県南相馬市で子供達が先生につぶやいた歌「空ではつながっている」と。


私が声掛けして、お顔が確認出来たのは9人の方々でした。
 衆議院議員秘書・県庁職員・県議・市議・政治志望者など。来てくださった方と主催である川越JCに感謝。

――――――――

タクシーの無料の飴を発見。(写真右のカゴ内)
 運転手さんに聞いたら「会社に言わず、勝手にやってます」。
 『許可病』ではない方がここにも。
 行政が言っている『おもてなし』より、よっぽど。

0928_08
――――――――

今夜も埼玉県警は、通勤者をはじめ安全・安心な状況を守っている。
 警察官が駅に立つのは、酔っ払いのトラブル防止などの為。
 私が「お疲れ様です」と声をかけたら、「お気を付けて」と声を返してくれました(私は名乗っていないし、川越だから私を知らない。狭山市駅にも立ってました)。いつも可能な範囲で声をかけています。
 マスコミなどは何かあるとすぐ「警察の対応は・・・」と言いますが、そう言ってる人は、身の危険を顧みず、体を張っているのでしょうか?
 皆さんも、よかったら声をかけてみて下さい(返答があるのは稀ですけどね(^^)(工事などの誘導の方にも)。心通い合うあたたかい地域にしたいです。そうなれば、地域は必ず良くなる。

0928_09