2008年6月30日の活動

障害者団体代表と会合。障害児療育の今後の具体策。
支援者会合。

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NHKスペシャル 『何を削り 何を残すのか~大阪“橋下改革”の舞台裏~』(7月23日再放送)
<番組内容>
 「住民が求めるサービスをすべて賄うことはできない」。今月5日、大阪府の橋下徹知事は、今年度1100億円の収支改善を目指す大 幅な歳出削減案を発表した。5兆円の借金を抱える府の財政を立て直す為、どこまで住民サービスに切り込むのか?府民を巻き込んだ激論の末の発表だった。
 「収入の範囲内で予算を組む」を原則に掲げた橋下知事は、直属の改革プロジェクトチーム(PT)を立ち上げ、具体案の策定を指示。4月にPTが発表した「試 案」では、かつてない歳出削減策が盛り込まれた。大相撲が開かれる府立体育会館など9施設が廃止。16の出資法人が統廃合。職員給与も15%カット。さら には学校教育や医療・福祉など生活に密着したサービスも削減対象となったのだ。「そこまでやるのか」と戸惑う職員。補助金を削られる施設や痛みを受ける障害者や高齢者からは激しい反発が噴出した。
 番組では、6月の歳出削減案発表までに「財政難の時代に自治体は何をどこまですべきか」を巡って戦わされた府庁内外の激論に密着。教育や福祉など歳出削減の俎上にのぼった現場の声を交え、厳しい選択を迫られる自治体の姿に迫る。

 借金、5兆8000億円は物凄いですね(利子は1日2億円を超えるとの事)。全国の都道府県で唯一赤字決算を9年連続で続けているとの事ですが、考えなければならないのは、国が赤字国債を発行している以上大阪府だけの問題ではない事。
 橋下府知事が今年度1100億円の収支改善をめざす歳出削減案を発表したのに対し、府内の市町村長から「無責任な間違い(改革案)を白紙に戻しなさい」「“削減ありき”と言う思い込みを取り払って」との発言が相次いぎましたが、みんなよくこれまで赤字財政を良しとして来たなぁと思います。市町村長との会議がもし非公開だったらこんなものでは済まなかったかもとも思いました。
 (もちろん予算が可決されている今年度分から削減するのは難しいが、これを来年度まで伸ばすとその間につぶされる恐れがある。政治家として選挙の熱が覚めやらない市民の応援の強い今が改革のチャンスと思ったのではないか。いずれにしてもいつかやらなければならない事。いつか迎える壁。これまで期待されて当選しても、改革が甘いとマスコミに叩かれたり、市民に飽きられたりして越えられなかった壁。昨年夏の埼玉県知事選挙で16日間ほぼ毎日上田知事と行動を共にし手伝わせて頂いたのは、上田知事はこの壁を越えているから。)
 案を作る役所内部の折衝(会議)を大阪府がメディアに公開した事はいい事だと思います。
<狭山市では行政改革についてだけではなく、市役所内部で検討中の事(資料)は(議会にも)非公開>
 府議会での議論は、これからとの事。議会でも抵抗があるでしょう。
 狭山では議会に報告・了承されていない資料が公開される事はありませんが、大阪では公開されていました。

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NNNドキュメント『笑って死ねる病院』
<番組内容>
 「家に帰りたい」「床屋に」「カラオケに」金沢の城北病院では人手不足の現場をやりくりして余命数日に迫った患者の願い を叶えている。この“赤ひげ魂”は59年前、地域の人が金を出しあい、小さな診療所を作ったのがはじまり。その精神を継いだ金沢北健康友の会(会員1万人 以上)は病院が看護士不足で困れば募集を手伝い、一方でご意見番委員会や病院探検隊など運営にも目を光らせる。肺ガン末期であと一週間という男性(82歳)。最後に会いたい人がいた。医師や看護師が動き4年ぶりに再会を果たす。

見て良かったです。
 今月4日、議会の文教厚生委員会協議会で私から「“医療費抑制”の名のもとに医療制度改革によって退院を迫られている(ガンなどの)患者の実態を市が把握し、その事について文教委員会として調査したい」と提案しました。委員長が市と調整して下さる事に。