2008年10月15日の活動

今日チェックしている番組
福祉ネットワーク『がん“再発”と向き合った日々-限られた時間の中で-』 15日(水)昼1時20~50分 教育テレビ
 今年7月17日、一人のがん患者が亡くなった。黒坂芳枝さん、享年55。乳がんの再発後、2年7か月の闘病の末だった。
 主婦だった芳枝さんは、再発後は積極的に友達づくりを行い、ガンの予防や緩和医療の充実の活動にも取り組んだ。死の期限が迫っていても人生に終わりはなく、本人次第で輝かせることもできるのだという可能性を身をもって示した。ある女性の「最期」の生き方の選択を通じて、生きることの意味を考える。

若年性認知症
日本テレビ NNNドキュメント『昨日が消えても 若年性認知症と生きる夫婦』を見ました。
<番組内容>
 福岡市で暮らす越智俊二さん(61)。建築資材を扱う会社の営業課長だった47歳の時「若年性認知症」を発症。
 最初の症状は、毎朝 通っていた職場への道順がわからなくなったこと。次第に仕事の手順や内容を忘れ、同僚や取り引き先とのトラブルが頻発。52歳で退職した。
 俊二さんの記憶 は今、急速に失われている。歯の磨き方、ひげ剃りの仕方、そして娘や妻の名前も・・・。妻は夫に語りかける。「忘れてもいいんですよ」それは病気を真正面から 受け止め、前向きに生きる妻・須美子さん(55)の決意でもあった。

 若年性認知症は全国で推定4万人と言われています。
 番組を見て、改めて若年性認知症の進行と介護のご苦労を目の当たりにしました。
 先日の市議会決算委員会でも、介護者の慰労や互いの悩みを語り合える場を作る事と、介護者が外に出れるよう、その時間の介護費用の補てんについて質問しました。
 答弁は「以前は介護者の日帰り慰安旅行をやっていたが、今は介護者が語り合える場も無い」との事。
 介護者の研修会はやっていますが、昨年度の参加者数は17人。一昨年まで研修を受けた人は来る必要はありませんが、人口15万人の市で年間17人しか介護者は増えないでしょうか?親の介護があって出て来られない・出にくいのではないかとも質問しました。
 高齢者への虐待については、まちづくりニュースHPに『高齢者虐待 介護者の孤立を防げ』などの記事を載せさせて頂きました。
 今後も介護している方、介護・医療施設の方のお話を伺いながら、お手伝いをさせて頂こうと思います。
 昨日(月)は身体介護をされているヘルパーの方のお話を伺えました。

 介護離職
NHK特報首都圏『急増!シングル介護~“非婚時代”にあなたは~』を見ました。
<番組内容>
 介護のため離職・転職した人、年間14万4800人(平成18年。前年までは10万人。前年比4割増)。
 30代の非婚率、男性39%、女性25%。
 高齢化と非婚化が同時に進む中で、親の介護を独身の子供がする“シングル介護”が増えている。日本の介護保険制度では、独身者による親の介護をあまり想定していなかった為、こうした人達の多くは仕事と介護の両立が出来ず、苦しんでいる。同居家族がいる場合、介護サービスの利用時間が限られる(1日1時間など)。
 介護者への支援策として国は、年間93日の介護休業制度を設けているが、ほとんど活用されていないのが現状だ(介護休業取得率1.5%。国は企業努力を口にしたが)。
 “シングル介護”を放置しておくと、仕事が続けられなくなり、最終的には親の年金などに寄りかからざるを得ない生活に追い込まれてしまう。
 今後も急増必至といわれる“シングル介護”の過酷な実態を描く。

 ここでも、キーワードのひとつは『孤立させない』だった。介護の当事者団体役員の声「貧乏だけでは死なないけれども、孤立すれば死に至る」。
 他には、②介護者に合わせた支援、今の介護保険制度は介護する人を支援の対象としていない。仕事と介護の両立が出来ない。③共同介護所の設立。制度が今は無く、制度化には時間がかかるから作るしかない。
 介護者の2割がシングル介護との事。


あなたへ
 私を自分の子供のように思って下さっている方が、ガンで肝臓にも転移して、再入院されたと聞きお見舞いに先日行きました。
 最近私と同世代の親しい人がガンで手術をし、その人と話した事を話しました。
 「今まで10出来た事が7しか出来なくなり、また3しか出来なくなる。そうなった時どう3を活かせるか、大事ですよね」と。病気でもない私に言う資格があるかはともかく、これをお読み頂いているあなたに捧げたい言葉です。
 私もあなたも必ずその時が来ます。
 そしてその事は何も、病気に限らず、体力でも記憶力でも言える事だと思います。学生時代と今とを比べたら。

 お世話になっている方から送られた言葉。
 「いつも“今”が一番若いんだよ」。若かった頃と今とを比べるのでなく、今と明日以降を考えた時、今が一番若いと。それなら人間は少しでも変われるはず。
 自分・ひとが一番やらなければならない使命が何なのか常に点検し、やった事の無い・苦手な事にも挑戦し、今を大事に生き、挑戦し変わる自分を楽しみましょう。