2015年10月26日の活動

【『地方創生』を考える】『爆買い』は大宮にも?
 駅近くの大型電気店の入口には、英語だけでなく中国語・ハングル語など看板がで書かれている。
 店の出口『ありがとうございました』の次に書かれていたのは、英語ではなく中国語だった。『爆買い』がここにも押し寄せて来ているのだろう。

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【『地方創生』を考える】②in大宮
 駅を出た所に『成田空港行き』のバス乗り場がある。
 狭山市(人口15万、特急は止まるのだが)には、残念ながら羽田空港行きすら無く、バスを利用したい人は所沢駅まで電車で行って乗り換えている。
 圏央道が今月末に県内全線開通すると、県内から成田空港へ、車で行く人は増えて来ると思う。大宮からはそうならないと思うが、県内では圏央道開通に合わせ、新たに成田空港行きのバス発着場が出来ても不思議ではない。羽田・成田の空港行きは、どのくらいの需要でバスの発着場が出来るのか。調査をしてみたいところだ。(圏央道開通については、後日詳しく)

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【『地方創生』を考える】③in大宮駅
 改札を出たところで、『金沢・北陸』の観光案内・物産展が行われている。今は何でもかんでも『創生』だ。創生と書けば、町が生まれ変わる訳ではない。これまでと全く違った観点・力を入れなければ、『限界集落』『人口減少・高齢化』を乗り切れない人が大勢出て来る。

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【『地方創生』を考える】④体験型観光
 『金沢・北陸』の観光案内で「体験が出来る所のパンフレットはありませんか?」と聞いたら、専門のパンフがあった。
 先日埼玉・小川町で紙すき体験を、群馬県でガラス細工体験をさせて頂き、『体験型の観光政策』に力を入れる必要性を感じ、埼玉県庁で県内の観光パンフレットが沢山置いてある観光課で同じ事を聞いたが、体験パンフレットは無かった。

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【『地方創生』を考える】⑤体験パンフ
 金沢市の体験パンフには、加賀友禅、金ぱく、漆器など書かれていた。
 埼玉県でも茶摘み・ひな人形・せんべいなど体験できる所は多数あるはず。
 紙すきは8月15日に行ったら、親子連れの行列になっていた。子供の夏休みの宿題に限らず、親が子に何かやらせたかったりすると思う。県の産業政策は『ものづくり』に力を入れようとしていたはずだ。

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【『地方創生』を考える】⑥北陸3県
 『金沢』の観光案内と言うと、新幹線が開通した金沢だけと思いがちだったが、まだ開業していない富山県や、岐阜県の観光案内が1つのパンフになっていた。
 先日の埼玉県議会で、わが会派の松坂議員が「群馬・栃木・埼玉の新たな観光連携を」と言っていた事を思い出した(富岡製糸場・東照宮・小江戸川越、長瀞、細川紙)。知事は「新たに連携して行く」と答弁していた。1026_06

 

 

【『地方創生』を考える】⑦大宮駅は何県?
 埼玉県の担当者に「コバトンの看板を、新幹線改札入口の中に飾れるようにして」と言ったところ、県は動いた。しかし、全くJRが取り合ってくれなかった。新幹線改札入口を入った所にあるポスターは、群馬県と石川県のもの。
 大宮駅は埼玉県だと、県外の方が意識して下さるとは思いづらい。

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⑧【『東京ばな奈』は埼玉県産だけど】どれだけそれを知ってて買われてるか。
 新幹線改札入口を入り、おみあげ屋さんへ。
 目につくのは、東京ばな奈と崎陽軒。ひよこ。

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【『地方創生』を考える】⑨埼玉県のおみやげは?
 新幹線改札入口内の売店、コンビニ、駅のホームの売店を見たが、私が気付いた限り埼玉県のおみやげは、狭山茶の金つばと、芋ようかん・芋バウムくらいか。
 店の外に向けてのディスプレイされていた埼玉みやげは、狭山茶の金つばが駅ホームにだけ。ディスプレイは、ひよこ・人形焼・ごまタマゴのほうが目につく。

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【『地方創生』を考える】⑩埼玉のチラシ無し
 新幹線の待合室には、県外のパンフのみで埼玉のは無し。
 たまたま仕事・旅行で埼玉を訪れ、また来たいと思って頂くきっかけの為に。あるいは都内・千葉・茨城から東北・新潟・長野・北陸方面に行く為に大宮駅を利用する人もいるはずだが、埼玉を発見してもらうポスターの1枚くらいは欲しい。
 どこの都道府県でも人口減少時代になった今、内需を掘り起こす為に観光政策に力を入れざるを得ない。

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【『地方創生』を考える】⑪『埼玉県民』を楽しめるか
 好むと好まざるとに関わらず、私達が『埼玉県民』である事は変わらない。それなら、楽しんだ者勝ちだと思う。
 大宮駅新幹線改札内で私が探した範囲であったゆるキャラは、これだけ。ふっかちゃんでもコバトンでなくても構わないが、埼玉県内のご当地のゆるキャラを、期間限定でも改札内に掲示する事を、今後も求めて行きたい。
 観光政策の視点だけでなく、埼玉県民のアイデンティティーの為にも。
 ゆるキャラが人気なのには、かわいいから以外にご当地だからですよね。

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【『地方創生』を考える】⑫『地域おこし協力隊』
 狭山の若い人を連れて(狭山市の姉妹都市)新潟県津南町に来て、そば畑で蕎麦刈りの手伝い(のまねごと)をさせて頂いています。
 私達が行った畑には国の『地域おこし協力隊』のメンバー1人が参加しており、話を聴きました。千葉から来ている30代で農業経験は無し。蕎麦の仕事がしたいと思い、あったのがここだけだったとの事。
 全国の地域おこし協力隊の中で、(津南と隣町の)十日町市は、成功例として一番有名で17人くらい参加しており、任期を終えた人がNPOを立ち上げて住んでいるとの事。協力隊の任期は、最長3年。車・住宅・携帯の補助が出る所もあるとの事。
 これまで仕事にならなかった地域で、3年で自分で事業を起こすまでは大変だ。協力隊の人数が増えた事もあり、任期切れ後の定着率が落ちている。見ず知らずの者が田舎に踏み込み、「最長3年」と言ったら距離を置く地元の人もいるのではないか。挑戦、頑張って。

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【『地方創生』を考える】⑬雪国の過酷
 津南町は、全国一番の豪雪。近年でも4m以上積もった年もあった。
 雪かきを業者に頼むと、ひと冬だいたい30万円。屋根にヒーターを入れて融雪させても、灯油代が30万円くらいかかる。(価格が上がれば当然…)写真は、各家庭の灯油タンク。高齢者には補助金が出るが、微々たるもの。
 そのような地域に比べ、我々埼玉県はもっとやれるはず。大変な地域じゃないから「そこまで頑張らなくとも」と、内心でも思っていたら、同じ地域の大変な暮らしをしている人もそのままだ。
 津南町と共同で事業をやっていきたい。今回はその相談もあって来た。

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【『地方創生』を考える】⑭埼玉は田舎?
 野ウサギ、野生のイタチに会った事ありますか?昨夜畑仕事を終えて、会いました。夜に山を走っている時、きっと野生動物に出くわすと思って楽しみにしていました。ウサギは走るのが速いそうです。タヌキは沢山います。(狭山で「タヌキを見た」というのは、たいていアライグマ)田舎は、都会モンにとって野生と出合うだけでも価値があるのではないでしょうか?特に埼玉県は都会・田舎の中間なので、田舎の価値に気付きにくく都会にムダにあこがれてしまってお金を浪費しているかも。

1026_17ソバ畑にて

【『地方創生』を考える】⑮
 写真で高低差が何となく分かるでしょうか?私達のいる畑から見下ろしている所ですが、津南町の地形の特色は全国1位の『河岸段丘』。
 津南小学校3年生が書いた町の紹介で、段丘は丘が9段あると書いてありました。秩父と同じくジオパークに認定されています。

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【『地方創生』を考える?】⑯解放感満点の自然のトイレ(^^)

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 この畑にトイレは無し。という事で…このような景色の所で“したら”、断崖絶壁の所にある木の板(写真下)が発射台のようで、遠くの家々から見える距離ではありませんが丸見えにも程があり、自分がいかにちっぽけなチンケな存在か、思い知らされ大笑いしてしまいます。(^O^)<
 日頃たまった物も、どっかに行ってしまっています。(目に見える物ではないですよ。念には念の為)
 都会でやったら、軽犯罪法違反になっちゃう?(^^)

【『地方創生』を考える?】⑰自然と食生活を見直せちゃう
 ソバ畑の地べたに座ってコーヒーを頂き、休憩中目線の写真。

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 狭山市と津南町との共同事業について相談してます。
 私は普段あまりソバを食べませんが、こうして作業していると自分たちが刈ったソバでなくても蕎麦を食べたくなり、食べました。
 洋食中心の食事も自然と見直したくなります。こっちに来て和食しか食べていないし、山の物を選んで食べています。ここでエビや刺身を食べても、あまりうれしくありません。

【『地方創生』を考える】⑱埼玉県の農業体験リストは?

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 写真:トラクターに乗ってる手前が私。見よう見まねで作業してます。
 津南に農作業に来たのは2回目。前回は、雪が降って倒れたソバ畑のソバの茎を起こす作業でした。今回は別の事情で新潟なのですが、埼玉県内でどれほど『農業体験』を募集しているのでしょう?県内の募集リストは配られているのでしょうか?
 私の近所の人は、東北で田んぼの体験に通っていました。都会から近い埼玉を今以上に活かしては?

【『地方創生』を考える】⑲
 空が高い!東京にいても空は高いけど、1日広い畑で作業していると感じ方が違う気がする。農業体験を1度してみると、『人生の新発見』になると思います。価値観が大きく変わるかも。
 狭山から一緒に来た若い人は無菌な感じだったのですが、変わったと思います。

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【『地方創生』を考える】⑳
 陽が傾いて、畑や山が輝いています。きれい。
 山の写真にも、私の影が写ってるの分かりますか?
 太陽が昇る明るくなって来たら、起きる。そんな生活が出来たら、体にいいだろうと思わせて頂きました。

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【『地方創生』を考える】㉑唱歌が生まれた背景
 ソバ畑のカエルに遊んでもらっています。トラクターが通ってもつぶされなくて良かったね。
 畑を歩いていると、自然と歌が出ます。歌謡曲ではなく、なぜか童謡・唱歌。昔の歌は、こうやって畑仕事の中で作られたのだなと実感が湧いて来ます。
 そう言えば、小学生の時母の実家で、リアカーに従姉妹を乗せて歩いたっけなあ。

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【『地方創生』を考える】・私の携帯万歩計。農作業で
1日目 9.7km(行きの移動、別の仕事も含む)。
2日目 8km(トラクターに乗って、歩数が少し減ったかも)。
 あと体重も減りました。(^^)
 ウォーキングもいいですが、農業体験はいかがでしょう。
 この写真と、トラクターに乗った写真(前述)とでは、ご覧のように陽のあたり方が違い、トラクターのほうは脇に林があって日陰でソバの実が随分少なく、驚きました。

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