2011年9月27日の活動

市内のお茶屋さん3件にお邪魔し、昨日県と話した内容をお伝えし、合計約2時間お話を伺いました。
 厚生労働省食品安全部監視安全課に確認。9月2・5日厚労省が発表した放射性物質調査で、暫定規制値を下回ったお茶屋さんがどこか県民には分からないが、厚労省として非公開にしているのかと尋ねたところ、そんな事はないとの事。明日以降、県に情報提供を求める。


内閣府 震災対策本部前にて

 内閣府副大臣(放射性物質の規制値を検討している食品安全委員会の担当)の後藤斎衆議院議員さんとお会いし、民主党埼玉県連合会のお茶の放射線対策の部門会の会長として、埼玉県を代表し、私から埼玉県の要望を伝え(以下、要望書)、約1時間意見交換させて頂きました。


内閣府副大臣に放射線対策の要望書を私から提出

 会場には、首相補佐官 本多衆議院議員をはじめ、衆議院議員、埼玉県議、狭山・入間市議など20人が同席して下さいました。

 平成23年9月27日

内閣府副大臣
後藤 斎 様

                                          民主党埼玉県総支部連合会
                                           代表 武正 公一
                                          埼玉県議会民主党・無所属の会
                                           代表 畠山 稔
                                          民主党埼玉県連 
東日本大震災対策本部
                                           
茶業対策部会長 中川 浩

緊急要望書

 厚生労働省が8月10日に採取した埼玉県内の製茶の放射性セシウム測定結果が、9月2日になって暫定規制値を上回っていると公表されました。
 
東京電力福島第一原子力発電所の事故により、放射性物質拡散の不安がある中、埼玉県民や県産農産物の消費者が安心して生活できるよう、以下のとおり要望します。
 
1、現在の暫定規制値を、科学的根拠を基に、早急に規制値として定めること
   いつ頃までに規制値を決定するか、スケジュールをおおよそでも公表すること
 
2、お茶の放射性物質調査については、製茶でなく、飲用茶を基本とすること
 
3、東京電力に対し、福島原子力発電所事故の一刻も早い収束と、被害者への確固たる損害賠償を強く求めること


内閣府副大臣に私から狭山茶の現状を説明
(私の正面が副大臣。写真正面は首相補佐官 本多衆議院議員)

 その上で、後藤副大臣からは「数値が暫定規制値を超えた茶業者名を公表するかどうかは、“自治体の判断”です。実際、静岡県で基準値を超えた茶業者名は公表していないはずです」と言われました。静岡県は業者名を公表していない
 食品衛生法で、放射性物質も対象になっている事は後藤副大臣もご存知の上でのご発言です。
 狭山市をはじめ、県西部地域の農家は12年前、ダイオキシン問題で傷を負っています(その傷は未だに癒えていません。ダイオキシン問題をテレ朝が報道する前まで親しく付き合っていた同級生の農家とは未だ関係を修復出来ていません)。その経験を経ての今回の放射性物質問題。お茶農家は何も悪くなく、法の精神で言えば「業者名の公表」はご承知の通り、ペナルティです。商品回収についても、(4月末から9月までお茶を摂取しても)年間の摂取量を超えるはずはありません。
 何卒、業者名の公表については、改めてのご検討を頂ければと、伏してお願い申し上げます。
 後藤副大臣からはこの他、規制値の策定について「あと数ヶ月は最低でもかかる。政治的に何か言えば、かえって信憑性が疑われてしまう。しかし、今日皆さんが来られる意図は、事前に食品安全委員会に伝えてあるし、今日言われた事は改めて伝えます。出来るだけ早く規制値を策定するように私からも言います」など、おっしゃって下さいました。

内閣府 東日本大震災対策本部を出てすぐ知事特別秘書官・農林部調整幹に副大臣の話を伝える。
狭山・入間市議、県議と会合。
夜、市民要望を頂き、午前3時前まで文書作成。