2016年9月14日の活動

県庁。
会派会議。4時間。
県民生活部調整幹。消費生活・防犯課長。
議会事務局。

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東松山で中学生など未成年5人で、16才の子を殺した事件。
 このような事を減らす具体的な手立てについて、県知事・教育長に私が所属する会派で提言しようと、現在検討中です。
 ご意見がございましたら、お寄せ頂ければ幸いです。よろしくお願い致します。

 この件についての、県教育長のコメント(全文は公開されていない)を、以下に掲載します。ざっくばらんに考えを述べているので、一部は共感頂けると思います。口語体なので、言い回しが軽く感じられたらご容赦下さい。

 

県教育長のコメント①
 「どうしてこの事件を防ぐ事が出来なかったか、考えねば」
 「事件が起きたという事は、問題はあった」と、はっきり言及。

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県教育長コメント②
  「(退学すると)どうしても、(相談から)こぼれてしまう事はあり得る。被害者も」と問題意識に言及。
  検討会の日程は、今日現在決まっていない。

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 県教育長コメント③
  「スクールソーシャルワーカー」と言っていますが、学校の相談員は埼玉県では、他に「さわやか相談員」「すこやか相談員」もいます。
 担任・教科の先生にも言えない事を、まずそれらの相談員が気付き、あるいは生徒が言えるでしょうか?それらの相談員に、担任などがどれ程「この子、気に しといて」と言っているか、校長などがそれを奨励しているか、私は疑問です。こういう時、必ず役所は『連携』を口にしますが。児童相談所が抱え込んで、前に進まないのは大きな課題です。
 教育長はここでは「学校だけで検証したら『やりました。だけど成果はありません』となる。根が深い問題」と言及。きれいごとを言っても、何も改善されないと言う事は、同感。

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 県教育長コメント④
 「小中学校の指導のあり方」で私が気になっているのは、高校に99%が進学しているのが、はたして正常か?「そんな事じゃ、高校行けないぞ」の進路指導は無しにすべき。
 夏休みは長過ぎないか?長過ぎて不良がはびこったり、自殺したくなったりしていないか?万引きの通報義務付け強化を。店舗の労力を軽減する為、警察に引き渡して、店舗は終わりに。
 『虐待』は家族間や施設で使われる言葉であり、罪の意識が軽くなり、乱用されている。そもそも、虐待は『人権侵害や傷害・暴行罪』に値するし、心理的虐待の発見は学校では難しいので、児相を警察の直轄に。警察の指示により、児相は保護すべき。

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 県教育長コメント⑤
 検証委員会のメンバーに、私としては①元不良、また②親からの暴行を受け、現在は家庭を持ち、きちんとした生活をしている人になって頂きたい。経験者に聴くのが、一番。大学教授・臨床心理士は不要。
 役所はよく「臨床心理士」など、『肩書』に固執する。肩書・権限があっても、厳しい現実に正面から向き合ったり、体を張ろうとしない人を、イヤと言うほど見て来た。

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 県教育長コメント⑥
  「危ないと思った時、相談出来る大人が1人でもいるか」。教育長は「レッズサポーター」を例えで出した訳ですが、レッズ・サポの参加をぜひお願いしたい。具体的には、ふとした声掛け。夜回りです。

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 私ども会派では、このようなテーマを昨年から議論・提言し、東松山での事件発覚以降も、警察・学校・児童相談所・教育委員会などと意見交換を行い、会派内で今日も4時間議論して来ました。明日(木)、具体的な提言を発表します。