2019年7月17日の活動

 

【県立高校 廃校『10~13校』方針案】 県教育委員会
 私は高校時代を、狭山の県立高校で過ごし、県議に立候補するにあたり、『少子化・地方の人口減少』の中で、県立高校の存続はあたり前ではないと取り組み、県教委と課題について打ち合わせを行っていますが、今回の廃校計画発表で県教委から出されているものは、問題があります。
 県立高校のあり方についてシリーズでお伝えします。(つづく①。写真は東京新聞。6月22日)

 

【県立高校 これまで、どこが『廃校』になったか】
 (↓📷写真)資料右端の四角い枠の高校名が、5年前までに廃校になった高校。
 「『都市部』の高校は廃校になっていない」。
 そして、いわゆる『進学校』ではありません。 (つづく②)

 

県立高校1学年あたり【5クラス未満が『統廃合』の検討対象】と県教委は言っていますが、農村部の高校や、進学校ではない高校の生徒募集には本来、県教委としての政策的視点が必要です。
 各高校の受験倍率は新聞で目にしますが、私が作成した📷資料では、違った世界が見えて来ます。県教委に、このような資料を作成し、県民に示す事を求めています。
 資料の中で、その市町村に1校しかない高校は廃校には出来ませんが、その市町村にただ1校があればいいというだけでは県教委の視点としては適切ではないと思います。
 母校や、地域にある高校はどうすれば存続するでしょうか。(ここに書いてない高校は安心という事ではありません) (つづく③)

県教育委員会が【廃校】にする考えの『飯能南高校』
 生徒の半数(47%)は、飯能市外から通って来ています(📷私が高校に聞き取り調査した資料)。都市部ではない高校だからこそ、市外の生徒がどうすれば入って、市内の生徒と交流させられるかの仕掛けが必要です。
 過疎化や『消滅可能性都市』と言われる中、市外から飯能市内に来ている状況は、飯能高校1校になれば、少なくなります。農村部の高校数が少なくなると、農村部の子どもは都市部に通うしかなくなり、農村部は過疎化に拍車がかかります。他市の県立高校が廃校になって、仮に狭山市内の高校の定員が増やされても、もろ手を挙げて喜べません。 (つづく④)

 
「過疎化」が本庄市でも心配されています。
        (📷産経新聞。6月25日)
 
 
 
埼玉県内の21市町村が『消滅可能性都市』と位置づけられ、ネーミングの問題よりも、『過疎化』している街を可視化(課題を浮き彫りに)して、県庁や市民の方に意識して頂き、単なる数字・紙で終わらせずに、(県教委が現状言っている事ではなく)新たに効果的な仕掛けをどう打つかが大事だと思います。
 今後の若い女性の人口減少が5割以上を消滅可能性都市と位置付けていますが、5割以上にはなっていない市町村でも、地域での人口減少で課題は山積みです。
 農村部の県民も都市部の県民と同じ仕組みで、県民税を払っています。
 県の政策として、農村部の地域に都市部とただ同じ事をやっても、都市部と同じレベルで活性化しませんし、利便性で追いつける訳がありません。県内の都市部が頑張っても、六本木や新宿にはなれません。そこで、東京と比べて人口問題を考えると、埼玉県は『教育』に力を入れねばなりません。(“福祉”政策は、主に市町村が担当しています)   (つづく⑤)
 
『2010年から30年間で20〜39才の女性人口の減少率が何%か』です。
 
10年後までに『県立高校を10~13校廃校にする』方針を県教育委員会は決めているとの事。📷資料が、どの地域を廃校にするか、県教委が県内を4つに分けて表示したものです。
 (地域を考える上で)介護保険が導入される際、【国道16号ライン】の南側地域が、民間事業者が採算が合う地域だと言われていました。地図で、16号が通っている入間市~川越~大宮などの半円をイメージしてみて下さい。16号の北側が埼玉県内はどれ程、広いか。
 『過疎化・地域間格差の是正』をする為に【県庁】は存在しています。
 生徒数の減少を待っているのではなく、新たな策をこうじねばなりません。  (つづく⑥)
 
『県立高校の廃校』案について、県教育委員会が【意見募集】しています。
 来週の火曜(23日)まで。
 タイトルが『魅力ある高校づくり』となっており、県教委と協議を重ね、看板倒れにならないようにしていきたい。
 『第1期』とあるのは、廃校計画はこれだけではないという事。なので、1期でどう取り組むかが大事。 (つづく⑦)
 
魅力ある県立高校づくり第1期実施方策(案)に対する県民コメント(意見募集)
 
県議会で『県立高校の廃校案』について、ただ「撤回を」と言うのではなく、実現可能な提案が必要です。ここからは私から具体策を提示していきながら、皆さんと一緒に考えたいと思います。
 県教委が『廃校』にする考えの飯能南高校・児玉高校で、来年度も新入生を募集するとの事ですが、県教委は、廃校で先細り感の強い高校に新たな手立てを打つ考えが現時点で無いので、あと3年間通う生徒の為に、県教委に手立てを私から具体的に提案し、求めています。
 本来であれば、廃校案に対する『県民意見募集』前に手立てを示して欲しかったです。なぜなら、既に現在の中学3年生はどこの高校を目指すか考えています。廃校になるとは言え、来年度から3年間の教育内容が充実していれば、安心出来るのではないでしょうか。志望者が激減してしまったら、どうするのでしょう?現在の飯能南・児玉高校の高校1・2年生の士気にも影響を及ぼします(精神論でどうにか出来る程、甘くはありません)。
 県教委は「(廃校の)地元と協議をしていく」と言っていますが、県教委からの一方的な話や、きれいごとを繰り返すだけでは“協議”とは言えず、これまでに無い新たな具体策を提示していくのが協議です。
 まして「地域と協働」と(📷)県教委作成資料には書いていますが、廃校を決めてからでは“協働”とは言えず、これでは『上意下達』です(県は日頃は「県と市は対等」と言っていますが)。生徒数が減少している段階から地元に入って、どうすればいいか地元と一緒に考えるべきでした。 (つづく⑧)
 
 
『県立高校の間での格差』と廃校問題
 県立高校の中で、いわゆる『進学』校と言われている高校と、そうではない高校とを比べると、進学校には高所得の家庭が多い事が統計で分かっています。📷写真は、県内のある県立高校の『後援会』会計(校舎の修繕や、部活の試合交通費などに使われており、PTA会費の10倍の予算です)。家計が厳しい家庭は、後援会会費が減免されるのはいいのですが、県教育委員会は減免分を、学校に補てんしていません。このままでは、進学校には毎年予算が多く、そうではない高校では予算が少ない状況という格差が開いていきます。
 進学校ではない高校に、特色が出せる予算が無い事も、『定員割れ』や、『廃校』に向かう大きな原因になっています。県予算からすれば、後援会費の補てんは、たかが知れているので、県教委に求めています。 (つづく⑨)
 
 私は中学・高校の頃、勉強の仕方が分からず、自己肯定感も高くはありませんでした。そういう高校生が「スポーツは好き」だったとしても、(📷資料)県立で倍率の低い高校には、県は【部活動支援員】を配置していません。廃校問題を考える時期に、こういう資料が、県民に提示されていません。
 県立高校ごとの中退率・者数(過去5年間)も私は調査しました。『現場』の先生は必死に努力していますが、県教育委員会がそれを予算面で応援する事が必要です。
 中退を減らす為に、市町村との具体的連携の必要も、県教委に求めています。  (つづく⑩)
 

県立高校の生徒数減少と『部活動』【他校合同チーム】
 生徒数が減って、1つの高校でチームが組めなくても、他の高校と合同で、『全ての競技』で、県大会に出られます(📷資料)。そして野球だけは甲子園(全国大会)にも出られます。
 資料のように、野球でも15校が合同チームで、少子化による時代の違いを感じますし、あるべき論だけではなく、時代に合った対応が必要ですね。
 中学生が高校進学先を選ぶ時には、希望の部活があるかを確認すると思いますが、今後高校の現場の方と意見交換する必要があるのは、生徒数の規模についてです。(つづく⑪)

15校が合同で4チームに
野球
  (現在行われている夏の大会)

13校が合同で4チームに
ソフトボール
   狭山清陵高校も合同チームで出場
  (6月に行われた大会結果)

 

 

3校が合同チームに
 🏉ラグビー
  (4月に行われた大会)

 

4校が合同チームに
  ハンドボール
   (昨年の大会結果)

 

高校進学を選ぶ際、普通科が選ばれて、たとえば飯能南高校の『スポーツ』コースや、『商業』高校など、専門学科の定員が割れてしまう対策をどう打てばいいでしょうか。
 飯能南高校が廃校になり、飯能高校にはスポーツコースは必要ないのでしょうか?
 私は、県教委の📺『高校PR』の変更が必要だと思います。進学校はよく取り上げられるようにPRされていますが、そうでない高校の特色のPRのほうが重要です。理由は、進学校の生徒は比較的、私立を選ぶ事も可能です。
 進学校ではない高校の定員割れの状況を見る時、県教委として『公立』の存在意義の着眼点がブレている気がします。  (つづく⑫)

 

 

「先進国の中で、日本の『教育予算』は最低」と、よく耳にしますよね。
 では日本の中で、都道府県単位ではどうなのでしょう。
 【埼玉県は39位】 予算の少ないほうから数えて、8番目。
 1位の県と比べて、4割も少ない。
 これほど少ないのであれば、私が申し上げている予算化は可能だと思います。  (つづく⑬)

 

 

埼玉県は『財政の豊かさ』では、全国5位。
 「ムダな公共事業」という思想的なものではなく、県庁が出す予算や議案に、県議会で賛成・反対するだけでは、教育は、こうなります。
 県議として8年間歩んで来た教訓です。(つづく⑭)

都道府県の財政力指数番付-都道府県・市区町村ランキング【日本・地域番付】

 

『教育予算』の上位の県の多くは、財政が厳しい県です。  (つづく⑮)

 

沖縄の教育予算は30位です。

『住みたい街ランキング』 ついつい見ちゃいますよね(私も)。
 昔はランキングなんて、ありませんでしたね。人口減少・超高齢化になったからこそ『先行き不安感』から気になるのか。
 そしてランキングは、どういう事に結び付くか。東京と、県内の中でも都市部への一極集中が進み、過疎化・地域間格差に拍車がかかります。
 そこで、県庁・県教委の問題意識とは?(つづく⑯)

 

県内市町村【人口減少率 多い順】25年前と比べて
  表をご覧下さい。
 減少人数の多い順では、①秩父市の次が②狭山市で、1万人以上減っている市町村は4市(市の数は40)。狭山市の人口のピークは1995年・平成7年でした。
 このデータを県庁では活かせていないと思います。県庁のHPにも掲載されていないので、長期数値の掲載も県庁に求めています。
 私たちは、ただ埼玉県全体の人口が現在は増えている事を、単純に喜んでいられません。(町村全体では減少率が50%。5つの町では人口が増えているので、5つの町を除いた町村の減少率は61%)  (つづく⑰)

 

 

【県立高校 根本的な問題点】
 私立の高校は入試問題が、1校ずつ違いますよね。県立は134高校あるのに入試問題が2種類しかありません。一方、都立の高校は入試問題が12種類あります。📷写真は、県議会で私が3月に質問したものです。
 学力によって入れる高校は違う訳で、入試問題が難しくて解けなくても、定員割れの高校は入れるので、基礎的な入試問題の種類も無いと、勉強が苦手な中学生は、受験勉強をあきらめてしまい、そういう生徒は高校に入ってからどうなるでしょうか?
 この事は『廃校問題』に直結します。これまで廃校になった高校のイメージを思い出して頂ければ、お分かり頂けると思います。
📷 『業者テスト』―ご存知、“北辰テスト”の事です。 『公的テスト』-狭山市では『4市テスト』と呼んでおり、所沢・入間・飯能・狭山で共通問題ですが、川越市とは違います)  (つづく⑱)

【高校進学率99.1%】
 私の中学時代の友人は、高校進学を選択せず、板前になりました。
 高校進学率99.1%という状況を、皆さんはどう思いますか?
(児童養護施設や、生活困窮世帯の進学についての議論は、今回は横に置きたいと思います)
 (📷埼玉新聞。7月15日)  (つづく⑲)

 

【行き過ぎた🏫『普通科』『全日制』信仰】
 「みんな違って、みんないい」 「世界に1つだけの花」という発想は、『高校教育』政策では仕掛けが充分ではなく、現実化できていません。
 勉強が苦手な中学生が、働きながら通う『定時制』を安心して志望する生徒が増えるように、YouTubeなどを活用した『定時制高校ライフのPR』について私から県教委に提案し、打ち合わせを行っています。
 全日制・普通科を卒業し就職しても、離職率が高い現状の打開策が必要です。
 ちなみに、“花”にまつわる歌は沢山ありますが、人は花開かなくても、大丈夫だと言いたいです。(つづく⑳)

みんな違ってみんないい。幸せの秘訣は自分と誰かを比べないこと。-自由ネコ

 

 

『県立高校 廃校問題』
 「県庁が決めてから、地域に説明する姿勢」ではなく、【県民と共に考える姿勢】へ、県教委がスタートラインに立ち、動き始めました。
 これまで私は協議を重ね、(パブリックコメントが出されてから、予定していた答えを回答するのでなく)県教委HPに新規の2つのページが今日作成されました。感謝☺。この後、解説します。
 正直、教育委員会内部の『縦割りの弊害』で、担当職員以外の方にHPの意図がこのままでは分からない・あるいは💻クリックして中を見る気が起こらないかも知れません。こういう状況を見ていると、廃校案の矢面に立っている担当課以外の所が、バックUPしようとしているのか不安になります。 (つづく㉑)

県立高校の募集状況など‐埼玉県オフィシャルサイト

 

 

 県教委HPに今日、新規に作成された2ページ目。
 簡単に言うと、「今後10年の間に【廃校】になるかも知れない高校に、県教育委員会は何をやって来たか」というページです。
 今回廃校対象の2校や、今後廃校になるかも知れない高校に、『学習・就職』支援はして来ましたが、『部活動』サポートは、やって来ませんでした。  (つづく㉒)

魅力ある県立高校づくりへの主な支援事業‐埼玉県オフィシャルサイト

 

 

来年度、20校の県立高校は、募集人数を合計800人減らす事が今日作成されたHPにUPされました(📷 太字の部分)。知らぬ間に廃校に向かっているのでなく、明らかにする事で、地域と一体になって、どうすれば農村部の高校に光を当てられるか考えていきたい。
 また、今回【廃校】対象にしている2校は、来年度の募集を80人減。廃校案を発表した高校に、80人どころでなく、志願者が激減しないか。以前から担当課と意見交換しており、「①予算がかからない事でも、県教委の他の部署と連携して出来る事がある②部活動サポートなど予算化を」と提案しています。  (つづく㉓)

 

(上記)募集人員減の高校リスト 続き ↓

令和2年度 埼玉県公立高等学校第1学年及び専攻科第1学年並びに県立中学校第1学年生徒募集人員‐埼玉県オフィシャルサイト

 

 

『廃校』方針の2校 ①飯能南高校の【スポーツコース】 今年の受験者は、42人(定員80)。来年度まで募集。②児玉高校の体育コースの受験者は、13人(定員40)。3年後まで募集。
 これに対し、体育科の“大宮東高校”の受験者は、90人(定員80)。
 スポーツサイエンス科の“ふじみ野高校“の者は、83人(80)。
 学校がある今後3年の間、この大きな差を埋める手立てとは何か?  (つづく㉔)

平成31年度 埼玉県公立高等学校における入学志願確定者数‐埼玉県オフィシャルサイト