2013年5月11日の活動

山根参議院議員事務所会議。
県内国会議員全員・連合埼玉事務局長・県議出席の中、私から参議院決算委員会での質問内容について提案。
高山前衆議院議員に相談。

枝野衆議院議員と意見交換。
 自民党が憲法12条も改定しようとしている事が報じられている事について。私から、これが改定されたら、憲法自体の存在が危ぶまれますねと話したところ、同意見でした.

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憲法改正案報道の裏の効果
★「憲法96条を改正し、2/3でなく、1/2の賛成でも憲法を改正出来るようにする」
 そもそも、憲法は、国民を国の権力から守る為のもの。国をしばる為のものです。
 国民が本当に思っている事は、いつの時代もむしろ少数意見の中にあります。少数意見を排除するようになれば、歴史の繰り返し。全体主義で罪無き人が罰せられてしまいます。「悪法も法なり」ですから、一度改正されると、取り返しがつきません。
 時の政権の考えで、憲法はコロコロ変えるべきものではなく、法律は参議院で否決された場合、衆議院で2/3の賛成が必要から、憲法が1/2の賛成で改正出来るようになってしまえば、法律より憲法が軽くなってしまいます。
 参議院で2/3の賛成が得られないような憲法改正案は、国民投票で賛成多数にはなり得ないのではないかと思います。
 2/3の議員の賛成が得られないような案は、望ましくないと思います。
★「12条 国民の責務に、“常に公益及び公の秩序に反しないように”を追加する」
 この改正では、秩序が優先され、時の政権の議員以外の者は悪とでも言いたげな発想の改正案のように感じますね。封建社会の江戸時代に逆戻りです。政権批判されて野党にならない為の改正案と思われてしまいます。
 このように改正されれば、住民投票を求める署名活動は現在でもやりづらい制度になっていますが、更にやりづらくなり、原発デモなどの抗議活動はやりづらくなり、行政の説明責任は不十分なものになり、情報公開は制限されていくでしょう。
 狭山市では以前、住民投票を求める署名活動が行われた際、行政が圧力をかけました。その体質は今も改善されてはいません。政治・行政のこのような体質は、憲法の規定で浄化されていかなければと思います。
 「言っても仕方ない」という風潮が多くなれば、民主主義は終わりです。
★上記のような憲法改正案や、(憲法9条については、改めて丁寧に書こうと思いますが)「国防軍にする」といった今回の憲法改正案についての報道は、参議院選挙の自民党への投票・選挙活動に恣意的な影響を与えていると私は思っています。
 それはこの報道が、強いものに従わないと困る事になるというメッセージになっているからです。
 「憲法は実際にはそうは改正されない」と思っていらっしゃる方は多いと思います。
 しかし、今回の改正案報道は、仮に憲法が全く改正されなかったとしても、権力志向の強い市町村長・公務員・選挙関係者(地域の有力者)の心理に、影響を与えていると思います。
 戦後、国は弱い立場の人を守ろうとして来ました。国・地方の行政が弱い人々を守れなかったら、行政は単に権力を振りかざす組織となり、それでは行政は無用なもので、無法地帯になっていきます。こういう報道は、強いものが弱いものを従わせようとします。建設業を始めとした各業界団体は、政権党を支持せざるを得ない。政権党に、はむかえないと思うでしょう。
 今回私が書いた事を実感しづらい方もいらっしゃるかも知れませんが、これが議員を18年やって来た私の肌で感じる感覚です。
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会派打ち合わせ。
県庁。県議と意見交換。
狭山に戻り、
市民意見交換。入曽駅にエレベータが無い事について。
市自治会連合会。
入曽地区自治会長と会合。

参院選 自民の公約原案、「原発再稼働」を明記毎日新聞5月11日