大河ドラマ『渋沢栄一』について私が初めて読んだ本は ⇩こちら。
(大野知事にも予算委員会の際、話しましたが) ”先人”で私は自分に影響を与えていなければ おススメしません。この本で渋沢の『社会貢献』活動の概要が分かり、読むまでは『富国強兵』時代の豪商(財閥級)としか知らなかったので、読んでからは、私の現在の行動に少なからぬ影響を与えています(今後その影響は増幅すると思います)。
先人を紹介したからといって、郷土(埼玉県)に誇りが持てるかどうかは分かりませんが、先人(渋沢)の社会貢献(生きざま)を参考に現代を生きる市民が一部でも動いていくのなら、幸せ感があると思います。
(そもそも『誇りを持つ』事は、何かを気付きにくくさせるリスクがあります。そのリスクを知らず、誇りを持つようにPRするのは、配慮が不充分です。”偉人”とはどういう事でしょうか?)
(⬇️この本の第3章に『社会事業家としての渋沢栄一』が42ページ分あります)
⇩ネットで買えます。いくつかの大きな書店を見ていますが、この本を見掛けません。
どこの本屋さんにも、『大河ドラマ』『渋沢栄一』コーナーはありますが。
県立『れきみん博物館』では販売中です。
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毎週1回、歩道のお花の管理をして下さっているボランティアさん達の平均年令は85才近く、最高齢は91才。
私も近いうちに、市内の草刈りに参加します。
県庁職員のボランティア”意識”を高める事について以前から求めていますが、昨年のボランティア参加実績の『有無』のアンケートを、提出さえしていない職員が1/4もおり(とっくに締め切り)、『SDGs』を県庁が口に出来るには、まだまだ時期尚早と痛感しています。
県庁は(市町村と違って)『現場』の部署をほとんど持っておらず、住んでいる所と働いている部署も違う職員が多い中、地域住民から遠い存在である事を埋めようという意識と行動が無ければ、おのずと仕事の中身もそうなってしまっています。
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県知事の昨日の記者会見で、各管理職に対し「高いマネジメント力(計画・統制力)・能力を持つ」と紹介。どうか来年度(”何に”ではなく)具体的にどのように取り組むのかを、部長1人1人が4月に大きく紹介される埼玉新聞に語って頂き、具体的手腕をお願いしたいと思います。
議員もそうですが、一般論として、2つ以上の役職を経ると『歴任』という言葉を使いますが、役職をいくつやったかではなく、(小さな事でも)「困難な何を実現したか」だと(自戒も含め)思っております。
年度末で、大変お世話になった退職・異動する県庁・市役所職員に可能な範囲で、御礼の挨拶を、議会が終わった今週は、しております(県議3期目で ざっくばらんに聴けています)。
私たち県議もそうですが、着任(異動)した時に、給料が低い訳ではないので、「異動したばかり」という言い訳は、身内にしか通じません。
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外国出身の方は現在 コロナ禍で、生活が余計に苦しくなっている事が予想され、行政で外国語を使っての相談業務が、より重要になっており、職員に相談しています。
”現場”では、たとえば「日本ではその行為は『虐待』になります」といった母国とのギャップの説明が、外国語で必要になったりしています。
鬼怒川決壊の現場で5年ほど前、英語で南米系の方に語りかけて通じなかった私の忘れえぬ教訓です。 (⇩テレビ映像)
出産直後の次男の死体遺棄 中国籍の母親に有罪判決/埼玉県ーYahoo!ニュース
鬼怒川が決壊した翌日の現場⇩(行った日だけでなく、現場の教訓を生かします)。
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大河ドラマ『渋沢栄一』特別展in大宮公園 県立れきみん博物館
「大正時代末、日米関係は悪化(米国へ移住した日本人の勤勉さから、米国人が排除行動に。『排日移民運動』)。それを憂えた来日経験がある米国宣教師 シドニー・ギューリックによる民間外交での人形交流事業の呼びかけに応じた渋沢栄一。昭和2(1927)年、日本から米国にクリスマスの時に人形を贈り、ひな祭りの時に米国から13,000の人形が贈られ、人形のパスポートが付いていました。埼玉県には178体が来て、県内の小学校・幼稚園の2.4校に1体はあった計算に。それぞれの学校に来た人形1体は、(♪『青い目の人形』の歌のように)「米国から来た人形が1人では寂しいだろう」と、(当時1番一般的だった)市松人形とセットで飾られていたそうです。
この活動などにより渋沢栄一は、ノーベル平和賞の候補に2度なりました。
その後の戦争でほとんどの人形は失われ、現在では県内に12体が残るのみ。その全てを特別展で展示しています(NHKで特別展について今後放送予定)。
米国からの人形は、ゆすると「ママ」と声を出す装置と、まばたきする細工もあったそうです。(米国に現存する市松人形は44。日本全体で米国からの人形は270)
(写真は、特別展図録より。 れきみん博物館で発売中)
📺大河ドラマ『青天を衝け』特別展in県立れきみん博物館
📷ふと気付かされてしまったのは、「平和を願っての米国からの人形を、戦時中 隠して、憲兵に見つかった場合の怖さは、戦後生まれの私たちには正確には想像出来ない。現存する12体が戦後見つかった地図を見た時、『都市部ではなかったから、余計に大事にされ、憲兵が少なく、隠しやすかったから、多く残ったのではないか』」と推察し、強く印象に残りました。
どこかの国と関係悪化した時、私達はどう民間外交を行うでしょうか。(現在でも、近くの国・北朝鮮や中国と)
頂いたコメント
「所沢市の三ヶ島地区にも現存すると聞いたことがあります。親善で日本に送られた青い目のお人形、高価なものでした。人間の身勝手な戦争で廃棄された子も多かったのでしょう💧現存するお人形は生き証人、大切にしたいですね❣️」
県内全体の地図で見ると、所沢は比較的 都市部ですが、所沢の三ケ島小で保存されているとの記録を見た時は「都市部でも、やはり中心部からは大分離れた所での保存なんだな」と確認出来ました。