2009年5月25日の活動

市議会会派代表者会議。
臨時議会。
 国の人事院勧告に基づいて、市は「市職員のボーナスを0.2ヶ月分(約9.5%)カットする(1人あたり8万円)」と、市議会に提案があり、可決されました。
 共産党は、市職員の意欲(士気)が下がるのでは?などの質問の末、反対。
 私は賛成し、①民間ではもっと厳しい現状にあるし②今年度の市の予算は74億円税収が足らなかった中で、職員のボーナスカットで士気は下がるのか、下がらない為に市長は職員にどう説明するのか質問。
 また、職員の人件費の見直し検討会は3月末までに中間報告をするとの事だったが、既に2ヶ月が経過しており、いつ報告するのか市長に質問しましたが「まだ検討会で検討している」との答弁だけ。市長はどう検討するように指示しているのか質問したら「総体的な人件費の見直しを指示したもので、具体的には指示していない」との答弁(職員の検討会に、市長が具体的に指示していなくて、自分達の人件費の見直しをどこまで出来るのだろう。抜本的な改革はムリだろう)。いつまでに決めるように言っているのか質問しましたが、最後まで明確な回答はありませんでした。
 私は議員のボーナスカットも当然必要と思っていた為、民間企業は平均約2割(19.39%)カットとの実態(経団連20日発表。企業253社のボーナス調査)をもとに、議員のボーナスも2割カットする議案を提案しました。一方、他の議員からは、議員のボーナスも市職員と同じ9.5%のカット(人事院勧告どおり)で充分とする議案が出されました。 人事院勧告は、民間企業の実態と差があると以前から言われています。また、市職員のうち、既に部長のボーナスは3年前から20%カットされており、2年前の冬から次長は18%・課長は12%カットされています。議員はこれまで約2%カットされているのみです。
 狭山市にはお金がありません。今年度予算では、赤字地方債(減収補てん債・臨時財政対策債)として44億円を借金し、市の貯金(基金)を30億円切り崩しても、経済対策に充てられたお金はわずか数百万円でした。議員が多くもらってしまっては、経済対策や保育所整備など、困っている市民の必要なところに予算がいきません。市民の代表である議員のボーナスは民間の実態に合わせるべきです。皆さんは、どう思われますか?

ボーナス2割カットに賛成した議員
 <市民21> 中川浩 田中寿夫 <無所属> 大島政教
2割カットに反対し1割カットに賛成した議員
 <志政会> 田村秀二 小谷野剛  新良守克  町田昌弘
         東山徹  尾崎忠也  吉沢永次 岩田三司
 <公明党> 磯野和夫 渡辺智昭 加賀谷勉 齋藤誠
 <未来フォーラム> 伊藤彰  三浦和也  栗原武  手島秀美
 <共産党>広森すみ子 猪股嘉直 大沢えみ子 <無所属>高橋ブラクソン久美子

 1割カットを提案した田村議員に私は質問。
 ①人事院勧告(1割)と、経団連発表の民間のボーナス(2割カット)に差があるが、それを承知しているか?
  →「承知している」。
 ②1割カットで市民の理解が得られるのか?
  →「それなりの理解している(?)」
 ③議員のボーナスは生活給でなく、成果による報酬のはず。民間の実態に合わせないと市民感覚とは言えないのでは?
  →「市の報酬審議会答申で、一般職と同様にと出ている」
 ④一般職の市の部長・次長・課長のカット率の方が1割より高く、2・3年前から既にカットされているのだから1割カットでは足らないのでは?
  →「先程の答弁同様である」

市民相談。
会派会議。
市民意見交換。市の財政について。
徹夜で新聞112号作成。