2009年6月27日の活動

支援者会合。
自治会要望対応。

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社団法人 埼玉里親会 役員の講演(富士見集会所)
テーマ:虐待発覚後、子供はどうなるか?
所沢児童相談所 (担当8市 人口100万人)
 ほとんどの子は一時保護所で何ヶ月か生活し、その間、学校には行く事は許されない。施設の職員が教えるので、勉強に遅れが出る。
 養護施設は5年生以上を預かろうという気が薄い。
 埼玉の里親会、昭和23年設立、55年目。登録者 320世帯。
 平成21年、子供を育てている里親は100世帯(第3位 東京・北海道の次)。約125人の里子(里親1世帯に子1人。兄弟の場合、同じ家庭に。里子が社会人になったら、また次の里子を育てる人も)。
 昭和38年 里親400世帯がピーク。経済状況から、里親の伸びが悪くなっている。
 全国で登録7800、2450世帯。
 国から補助金は月4万5千~5万円。里親手当て3万4千円(子供に全部使わざるを得ない)→今年から7万2千円に増額。
里親生活の実例についてお話しがありました(略)。
 子供が甘える事が出来ない(子供が甘える事は大事)。小学校高学年でも川の字で寝る事を望む子が多い。
 衛生観念が出来ていない(例えばトイレに行っても手洗わない)。事の善悪を以前の生活では学んでいない。家に来て、家庭の一員という自信を持って来ている。
 実親の良くなかった事を振り返り、どう生きたらいいのか指導しないと、その子の子供にまで影響が行ってしまう。つらい事を避けないで、検証する事が必要。今までの生活は何だったのか悩む境地は、やがて自立していく時に大事。親を批判する事はつらいが、許す事につながる。
 たずさわった19人の子のうち6人の子の親が養護施設出身で、異常に高い数字。
 子育てが終わって定年後、里親を真剣に考える時代だと思う。旅行もいいでしょうが、少しでも手を貸せるのであれば、選択肢のひとつにして頂けたら。「里親って、立派。素晴らしい」と言われているようじゃダメ。あたりまえの事にならないと。
 里親になるにはどうすればいいか質問→市役所で申請、市・児童相談所が家庭に訪問。児童審議会にかける。

里親について、私が調べた事:
 親と暮らせない子 4万1000人。うち9割が児童養護施設3万7400人。里親3600人。アメリカでは里親が育てるのが8割。

資料調査。
市民生活相談。
高校時代の生徒会役員メンバー・恩師と懇親。私が行けば、おのずと市政の意見を言ってくれるので、有難い。