2009年7月27日の活動

文教厚生委員会協議会。
 先週金曜日に、急きょ3日後のきょう月曜日に会議を開きたいと委員長から話があった。議題を聞けば、市から狭山元気大学の開設案・狭山台北小学校の跡地利用・次世代育成支援計画アンケート調査について説明を受けるとの事で、なぜもっと余裕を持って、会議を開かないのか。特に緊急に今日行わなければならない議題ではない。膨大な資料も事前に配られる事無く、会議が始まる時に資料を出されて、判断しろと言われても、丁寧な議論は出来ない。
 私は今日あらかじめ会議を開く事が決まっていた総務委員会を傍聴したかったが、急きょ開かれた文教委員会で、総務委員会が始まるまでに間に合わなかった(間に合わす為に、議論の時間を削るのは、本末転倒ですし)。
 文教委員会に限らないが、1期生の議員が委員会の委員長になる事はこれまでなく、今期のように1期生の1年目に副委員長になる事など考えられない。役職に早くなる事の弊害が出て来ている(6月議会で、事前に議会の委員会に説明無く、駐輪場・駐車場の料金の議案がいきなり出された事もそのひとつだ。議会と市とのいい意味での緊張関係が無い。私が委員長を仰せつかった時は毎月のように委員会(協議会)を開き、市からの様々な報告を求めた)。なぜ1期生など期が浅い議員が役職を早くやりたがるのかも私には理解出来ない。選挙目当てなのか。
 それでいて、変化を嫌う期の浅い議員が「議会の歴史・慣習を重んじる」と口にする。期の若い議員が“改革”を言わないでどうするのか。

文教委員会での私の発言。
1、狭山元気大学開設プラン(案)について。
 今年10月までに方針を決定し、来年度から講義を一部実施するとの事(大学と言っても、一般的な学校法人ではない)。
 ①行政のスリム化を図る事を目的としているそうだが(行政のスリム化には大賛成)、設立しようとしている市の考え方が現時点では不明確だと思う。
  この元気大学を受講した人には、卒業後、地域活動を担って頂く事を市は望んで大学を設立しようといるが、そのニーズがいかにあるかを示す事が大事だと思う。
  なぜなら、例えて言えば、以前ヘルパー講座が流行ったが、受講したいと思っていた人が、ある時期から地域にニーズがそれ程無い事を知り、受講者数が下火になった例がある。
  市民が必要としているサービスに今、行政が応え切れていない現状である事を市民に説明する事に腹をくくって、「行政サービスは充分ではない。手が足りていない」「(この分野に)手を必要としている」と言う説明が必要だ。
 ②受講資格者を16歳以上としているが、講義を行う時間が未定。
  私は学生に地域活動の一端を担ってもらう事が大事だとかねてから主張しているが、学生が受講出来ない時間帯では困る。単に元気大学と言う名前の定義にとらわれ過ぎず、夏休みなどの短期集中講座や、夜間講座などが必要。学生だけに言える事ではないが。
  学科の具体的イメージに、ボランティア講座的なカリキュラムがいくつもあり、現在市や(社会福祉協議会など)関係機関で行われているものがどれ程あるのか整理されていないので、資料を要求。
  現在、狭山シニアコミュニティ・カレッジ(SSCC)が狭山市にはありますが、これとの関係について一切記述が無いのはおかしい。元気大学では、勉学や教養科目はやらないとの事なので、それを今後どうするのか、文書化すべきと主張。市の答弁では、現在SSCCと協議中との事だが、協議中だからと言って、文書にしないのは、おかしい(市役所は文書が全てなので)。元気大学開設後は、SSCCをNPOに移管するとの事だが、具体的な説明は無かった。
  元気大学では、“コミュニティ・ビジネス”(事例集)についても、学科を設けようとしている事に共産党から反対意見があった。“ビジネス”と言うところに。しかし、私はコミュニティ・ビジネスの考え方に賛成。何でも公務員がやればいいと言うものではない。公務員は大企業と同等以上の給料をもらっている以上、ビジネスだ(民間とは、利潤を追求していないだけの違い)。勿論、地域のサービスに利潤だけを追求するのも行き過ぎである。
  議員の仕事は、コミュニティ・ビジネス的なものだとも思う。
  (元気大学の資料をご覧になりたい方はご連絡下さい。ご意見も。)
2、狭山台北小学校の跡地利用について。全ての教室を使うのか質問したら、使うとの事。現在新狭山にあるシルバー人材センターをここに移転される上で、騒音対策工事(シルバーの人が仕事する時音が出る)はしないのか質問したら、今後調整するとの事。
3、次世代育成支援計画アンケート調査の報告。
 せっかく頂いたアンケート。自由記述欄も計画策定委員会で参考にして頂きたいと発言。

総務委員会傍聴(文教委員会の休憩時間中と終わってから)。
 狭山市駅西口に建設中の公共駐車場・駐輪場の料金議案。
会派会議。
総合政策部長と意見交換。元気大学について。
県職員と会合。
埼玉大学講義資料作成。
 先週の講義で、時間切れで答えきれなかった学生からの質問に文書で回答。この作業で今年の講義終了(教授は来年も行いたいと先日言っていた)。