2013年12月13日の活動

県立児童養護施設いわつきを見学。今回の議会の議案になっています。
 先月行われた県議会 決算委員会でも、児童養護施設を18才で出なければならない問題で、結果的に一般の子と比べて、進学率がかなり低く、また就職しても離職率が高い問題を早く何とかすべきだと主張しました。

児童養護施設で、小学2年生の女の子から、いきなり、お菓子(たべっこ動物)をもらってしまいました。(^^;)
ありがとう。大事に頂きます。
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県立児童養護施設いわつきの【乳児院】。
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乳児院では、生後数カ月からの小さい子と、限られた時間ですが、遊ばせて頂きました。
(狭山市の近くにも児童養護施設があり、年2回くらい行っています)
 今日はそんな事もあろうかと、ネクタイはサンタの絵が描いてあるものを付けていったのですが、絵が小さいので気付かないかなと思ったら、2・3才の子も私が言わないで気付いて、「あ、サンタさん」と言っていました。
 みんなが将来困らないように、おじさんは頑張ります。

<県立児童養護施設いわつき 事業内容>
 養護施設:児童定員88人。現在、男子48人。女子39人。乳児院:定員9人。
 うち虐待経験75%。これが民間だと60%。虐待内容は複合的(身体だけではない)。
 大学生1人が措置延長。
 民間だと職員体制の採算が合わない。
 いわつきでは、各施設に職員10人、児童22名。(民間の場合、職員5人)
 勤務体制は、①6時半~、②13時15分~、③~14時15分。
 県立なので、民間では受け入れにくい障害を持った児童を、優先して受け入れている。
 一時的な保護の依頼もある。
 共同部屋の他に、個室が5畳で中学生以降で入る事が出来る。
 親子訓練室があり、急には家に帰れない親子が生活する。また、高校生が卒業後の自立の為、一次的に生活する。
 児童は、社会に出ると孤立・孤独感がある。
 施設児童がドッジボールの全国大会に出場。夜7時くらいまで練習したりしている。
 地域の敬老会・老人ホームで、共に過ごす。
 年1回地域の方から、郷土料理(呉汁、すいとん)を頂いている。
 地域の行事、ゴミゼロ運動に参加。
 防災訓練(3つの自治会)には、災害で力になるのは中高生だとの意識で参加している。
 毎年12月28日は、餅つき大会を地域の方がやって下さっている。
 いわつきは、常勤職員21人。
 契約職員(週1回含め)33人(常勤換算で27人)。長い人は10年。ルーティングワークは非常勤にお願いし、モティベーションが下がらないようにも配慮している。
 これまでの退所者540人。
<質問>
 寝る時間に1施設につき職員は何人いるか?10時までは1棟3人いるが、1棟1人。4棟で1棟だけ2人。
 児童相談所の一時保護施設での期間で長い児童は?施設入所先が見つからず、5ヶ月間。
 塾は?園内で塾を行っている他、通常の塾にも5人が行っている。
 他にも、児童養護施設退所後の離職率が高い問題や、自立援助ホーム・措置延長のあり方、さいたま市からの委託事業などについて、質問・意見交換させて頂きました。
 職員の皆さん、今日はありがとうございました。お聞きしづらい事も今日はいくつも伺いました。熱心な取り組みに感謝です。今後、活かせるようにします。


児童養護施設からの帰りの夕焼け。何か違う経験をすると、景色は違って見えますね。
1213_04児童養護施設いわつきでは、毎年12月28日は、餅つき大会を地域の方がやって下さっているとの事でした。


青年地方議員の会の皆さんと。
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児童養護施設見学の後、本庄市役所へ。青年地方議員の会研修会。
本庄市長や県内の市議・県議と意見交換。
本庄駅にて、本庄市のゆるきゃら『はにぽん』の紹介看板がありました。
浦和駅に『コバトン』の紹介看板は無いのでは?

(終電過ぎに帰宅)